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人文社会科学系 大学院現代社会文化研究科 #紀要論文

嘉慶四(1799)年五月上諭訳注 : 清朝嘉慶維新研究序説

AI解説:
本研究の背景として、嘉慶四年(1799)に乾隆帝が死去し、嘉慶帝が親政を始めたことが挙げられます。嘉慶帝は、政治の実権を握っていた和珅を排除し、次々と改革案を打ち出した。これらの改革案は当時から「維新」と称され、19世紀の清朝の政策基調の前提を形作るものでした。本研究の目的は、この改革の初期の状況を明らかにすることです。具体的には、嘉慶四年の上諭を悉皆調査し、その内容を月ごとに訳出し、注釈を付す作業を行います。本稿はその続編として、嘉慶四年五月に出された上諭を選訳し、「嘉慶研究序説(一)」の補足として、『仁宗睿皇帝実録』卷38、嘉慶四年正月二十日の上諭を末尾に付しています。
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著者名:
相原 佳之, 豊岡 康史, 村上 正和, 柳 静我, 李 侑儒
掲載誌名:
環日本海研究年報
巻:
24
ページ:
95 - 128
発行日:
2019-03
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