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人文社会科学系 大学院現代社会文化研究科 #紀要論文

陳来著『有無之境─王陽明哲学的精神』について

AI解説:
『有無之境』は1991年3月に初版が刊行され、文革後の中国における王守仁(陽明)思想の研究において最も重要な書とされています。著者の陳来博士は、文革中に内モンゴルに下放され、唯一許された『マルクス・エンゲルス全集』を読むことで哲学への興味を深めました。その後、北京大学で中国哲学史を専攻し、張岱年博士の指導で博士号を取得しました。この書は、大陸における王守仁哲学研究の水準を知る上で、現在もなお一定の意義を持つものとされています。
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著者名:
永冨 青地
掲載誌名:
環日本海研究年報
巻:
26
ページ:
59 - 68
発行日:
2021-03
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