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その他 創生学部 #紀要論文

《論文》リモートワークに係る働き方の選択と問題点 : 役務提供契約の法的視点からの検討とキャリア教育への示唆 (特集 : オンライン時代の働き方・学び方・ライフ/キャリアデザインに向けて)

AI解説:
2020年以降の社会経済状況の変化、特に新型コロナウイルス感染防止の観点からリモートワークが急速に普及したことを背景に、この論文ではリモートワークとキャリア形成の関係について再検討が行われました。前稿では、キャリア形成が継続的な職務経験に依存し、出産・育児や親の介護などで中断されることが問題視されていました。本稿では、リモートワークの普及によって生じる新たな問題点を法的視点と市場の観点から検討し、将来の働き方の変容に対するキャリア教育の重要性を示唆しています。
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著者名:
藤巻 一男
掲載誌名:
創生ジャーナルHuman and Society
巻:
4
ページ:
4 - 15
発行日:
2021-03
著者による要約:
本稿は,企業の労働生産性向上や新型コロナウイルス感染防止の観点から,今後普及していくと予想されるリモートワークについて,民法上の役務提供契約(雇用,請負,委任等)への当てはめ,雇用契約と労働契約との関係,役務提供の対価に係る税法上の取り扱いについて,それぞれ整理するとともに,それらの問題点について論じた。また,リモートワーク市場の発展可能性と働き方(契約)等の選択について経済的・社会的観点から検討した。最後にリモートワークの進展を見据え,大学におけるキャリア教育のあり方について示唆した。
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