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創生学部
#紀要論文
《研究ノート》オンライン講義に対する学習者の認識調査 : Zoom型とYouTube型の比較分析 (特集 : オンライン時代の働き方・学び方・ライフ/キャリアデザインに向けて)
- AI解説:
- 新潟大学では、2020年から
授業 をオンラインで行うようにしました。特 に創生 学部では、たくさんの授業 がオンラインで行われました。でも、対面(たいめん)授業 に比 べて、オンライン 授業 の良 さに疑問 がありました。この研究は、ZoomとYouTubeで行うオンライン 授業 について、学生の感じ方の違 いを調べることが目的 です。
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創生学部
#紀要論文
《研究ノート》オンライン講義に対する学習者の認識調査 : Zoom型とYouTube型の比較分析 (特集 : オンライン時代の働き方・学び方・ライフ/キャリアデザインに向けて)
AI解説
- 背景と目的:
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新潟大学では2020年度より講義のオンライン化を進め、創生学部でも多くの講義がオンラインで実施されました。この変化に際し、教員と学生の両者が不慣れな状況で取り組みを開始しましたが、対面講義と比較してオンライン講義の有効性に対する懸念が残る中、改善の余地があることが明らかになっています。本研究の目的は、オンライン講義の同期型(Zoom)と非同期型(YouTube)について、学生の認識の違いを明らかにすることにあります。
- 主要な発見:
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アンケート調査の結果、Zoom型オンライン講義を支持する学生は、講師の話し方(声の大きさ、話のスピード、表情、手振り身振り)やブレイクアウトルームでの少人数グループワークを重視していることが分かりました。一方、YouTube型講義を支持する学生は、講義を繰り返し視聴できる点や、視聴速度・音量の調整が可能である点を評価しています。また、Zoom型講義においては、教員のスキル不足やオンライン講義の運営に対する不満も見られました。
- 方法論:
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本研究では、新潟大学創生学部「リテラシー応用E」を受講した2年生を対象に、講義終了後にアンケート調査を実施しました。調査はGoogleフォームを利用し、学生のオンライン講義に対する認識を同期型(Zoom)と非同期型(YouTube)に分けて比較・分析しました。アンケートには属性情報、講義への満足度、理解の深まり、講師の話し方、ブレイクアウトルームの効果、ビデオ・マイクの使用状況などについての質問が含まれています。
- 結論と意義:
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本研究から、Zoom型とYouTube型のオンライン講義に対する学生の認識の違いが明らかになりました。Zoom型講義では、インタラクティブな要素が評価される一方、YouTube型講義では視聴の柔軟性が評価されています。しかし、どちらの形式も学生の満足度には課題が残り、教員のスキルや講義の質に対する不満も多く見られました。このことから、オンライン講義の質向上には、教員のスキルアップや講義の工夫が必要であることが示唆されます。
- 今後の展望:
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本研究の結果を踏まえ、今後は他学部との比較や多様な講義形式に対する学生の認識を調査する必要があります。また、オンライン講義の効果を高めるためには、教員のスキル向上や講義内容の改善が求められます。さらに、学生がより能動的に学習に取り組める環境を整えることが重要であり、ブレイクアウトルームの効果的な活用や、録画講義の視聴方法の工夫など、多面的なアプローチが必要とされます。
- 背景と目的:
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新潟大学では2020年から講義をオンラインで行うようにしました。特に創生学部では多くの講義がオンラインで実施されましたが、対面講義と比べてオンライン講義の効果に疑問が残る部分もあります。この研究の目的は、オンライン講義の「
」と「同期型(Zoom) ( リアルタイムで行うオンライン講義のことです。Zoomというソフトを使って、講師と学生が同時に参加します。) 」について、学生の感じ方の違いを調べることです。非同期型(YouTube) ( 録画された講義動画を後から視聴する形式のオンライン講義です。好きな時間に見ることができます。)
- 主要な発見:
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アンケート調査の結果、Zoomを使ったオンライン講義を好む学生は、講師の話し方や少人数でのディスカッションを大事にしていることが分かりました。一方、YouTubeを使った講義を好む学生は、講義を何度も見直せる点や、視聴速度・音量を調整できる点を評価しています。また、Zoom講義では教員のスキル不足や運営方法に不満があることも分かりました。
- 方法論:
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この研究では、新潟大学創生学部の「リテラシー応用E」を受講している2年生を対象に、講義終了後にGoogleフォームを使ってアンケート調査を行いました。このアンケートでは、講義への満足度や理解度、講師の話し方、ディスカッションの効果などについて質問しました。
- 結論と意義:
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この研究から、ZoomとYouTubeを使ったオンライン講義に対する学生の認識の違いが明らかになりました。Zoom講義ではインタラクティブな要素が評価され、YouTube講義では視聴の柔軟性が評価されています。しかし、どちらの形式でも満足度には課題があり、教員のスキルや講義の質に対する改善が必要です。
- 今後の展望:
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今後は他の学部との比較や、違う形式の講義に対する学生の認識を調べる必要があります。また、オンライン講義の効果を高めるためには、教員のスキル向上や講義内容の改善が求められます。さらに、学生が積極的に学習できる環境を整えることが重要で、ディスカッションの活用や録画講義の工夫などが必要です。
- 何のために?:
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新潟大学では、2020年から
授業 をオンラインで行うようにしました。特 に創生 学部では、たくさんの授業 がオンラインで行われました。でも、対面(たいめん)授業 に比 べて、オンライン 授業 の良 さに疑問 がありました。この研究は、ZoomとYouTubeで行うオンライン 授業 について、学生の感じ方の違 いを調べることが目的 です。
- 何が分かったの?:
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のアンケート ( 人々の意見や気持ちを知るために、質問 をして答えてもらう方法 です。例 えば、どの授業 が好 きかを調べるために使います。学校や会社で意見を集めるのにとても重要 です。) 結果 、Zoomでの授業 を好 む学生は、先生の話し方や少人数での話し合いを大事にしていることがわかりました。一方、YouTubeの授業 を好 む学生は、授業 を何度も見られることや、再生 速度や音量 を調整できるところを評価 しています。また、Zoom授業 では、先生の技術 や運営 方法 に不満 があることもわかりました。
- どうやったの?:
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この研究では、新潟大学
創生 学部の2年生を対象 に を行いました。アンケート ( 人々の意見や気持ちを知るために、質問 をして答えてもらう方法 です。例 えば、どの授業 が好 きかを調べるために使います。学校や会社で意見を集めるのにとても重要 です。) 授業 の後で、 を使ってアンケートをしました。このアンケートでは、Googleフォーム ( アンケートを作成 して、インターネットで配信 するための無料 のツールです。先生や研究者が使って、学生や他の人から意見や情報 を集めるのに非常 に便利 です。) 授業 への満足度 や理解度 、先生の話し方、話し合いの効果 などを質問 しました。
- 研究のまとめ:
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この研究から、ZoomとYouTubeの
授業 に対する学生の感じ方の違 いがわかりました。Zoomの授業 では、みんなが一緒 に話し合う部分が良 いと評価 されました。YouTubeの授業 では、自分のペースで見られることが良 いと評価 されました。でも、どちらの授業 にも改善 が必要 で、先生の技術 や授業 の質 を上げることが大切です。
- これからどうする?:
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これからは、他の学部との
比較 や、違 う形式の授業 についても調べる必要 があります。また、オンライン 授業 の効果 を高めるためには、先生の技術 向上や授業 内容 の改善 が求 められます。さらに、学生がもっと積極的 に学べる環境 を作ることが重要 です。例 えば、話し合いの時間を増 やしたり、録画 授業 を工夫 したりすることが必要 です。
- 著者名:
- 田中 一裕
- 掲載誌名:
- 創生ジャーナルHuman and Society
- 巻:
- 4
- ページ:
- 35 - 43
- 発行日:
- 2021-03
- 著者による要約:
- 2020年度当初より新潟大学では、全ての講義のオンライン化を進め、創生学部でもほとんどの講義をオンラインで実施した。実施側の教員だけではなく、受講側の学生もこのような取り組みに対して不慣れのなかで進めていくことになった。後期には、実習・実験など一部の講義は対面となったが、それ以外の講義はオンラインで実施した。教員・学生側ともオンラインによる講義に慣れてはきたが、対面で実施する講義と比較してまだまだ有効な講義を実施しているとは言えない状況にある。本報告では、本学が実施しているオンライン講義の同期型(Zoom利用)と、非同期型(YouTube利用)における学生の講義に対する認識の違いを明らかにするため、創生学部「リテラシー応用E」(対象2年生中心)の講義(8回/16回)終了後にアンケート調査を実施した。このアンケート調査の分析から、2つのオンライン講義型に対する認識についての分析、考察をおこなう。
- 新潟大学学術リポジトリリンク:
- http://hdl.handle.net/10191/0002000068
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