論文詳細

人文社会科学系 経済科学部 #紀要論文

観光ウェブサイトにおけるツーリズム談話の特徴とそこに見られるコロナ禍の影響 : 新潟県内の日本語表記のイベント情報を例として

AI解説:
地方の人口減少対策や地域活性化の一環として訪日外国人旅行者の誘致が進められてきたが、新型コロナウイルス感染症の拡大により、状況が一変した。国内外の移動が制限される中で、地域経済の活性化を目指して様々な観光支援事業が実施されている。こうした背景の中で、観光ウェブサイトが果たす役割は大きく、特にイベント情報がどのように言語表現を用いて発信されているか、そしてコロナ禍の影響がどのように現れているかを分析することが重要である。本研究は新潟県内の観光ウェブサイトを対象に、日本語表記のイベント情報を通じてツーリズム談話がどのように構築されているかを明らかにすることを目的としている。
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著者名:
山田 陽子, 岸 保行
掲載誌名:
新潟大学経済論集
巻:
110
ページ:
17 - 34
発行日:
2021-03
著者による要約:
本稿は,日本語の観光ウェブサイトにおいてイベント情報を発信する際に言語表現がどのように使われ,ツーリズム談話が構築されているのか,また,コロナ禍の影響がツーリズム談話にどのように現れているのかを考察する。新潟県内の観光ウェブサイトにおける日本語表記のイベント情報をテキストデータとし,計量テキスト分析ソフトを用いた分析と,手作業による分析とを併用して分析を行った。その結果,コロナ禍にあるか否かに関わらず,「開催」,「イベント」などイベントに関する一般的な語とイベントへの参加形態を具体的に表している語「体験」の頻出度が高い傾向,そして形容詞が使用されるときは,「楽しい」,「美味しい,おいしい」が使用される傾向が見られた。他方,コロナ禍の影響は,ウェブサイト閲覧者に非日常的空間を喚起させる言語表現の使用頻度の低下と,ウェブサイト閲覧者に働きかける文の割合の増加となって現れた。
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