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人文学部
#紀要論文
オンライン短期海外研修の教育的効果 : ケーススタディ
- AI解説:
- 新型コロナウィルス感染症の拡大により、短期海外研修がオンラインで提供されるケースが増加しています。従来、短期海外研修は外国語運用能力や異文化理解力の向上を目的として実施されてきましたが、オンラインでの実施においても同様の効果が期待できるのかは明確ではありません。本稿の目的は、新潟大学で実施された二つのオンライン短期英語研修プログラムに参加した学生の視点から、これらのプログラムの教育的効果を明らかにすることです。これにより、オンライン短期海外研修の教育的価値を評価し、今後のプログラム改善のための手がかりを提供することを目指します。
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人文学部
#紀要論文
オンライン短期海外研修の教育的効果 : ケーススタディ
AI解説
- 背景と目的:
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新型コロナウィルス感染症の拡大により、短期海外研修がオンラインで提供されるケースが増加しています。従来、短期海外研修は外国語運用能力や異文化理解力の向上を目的として実施されてきましたが、オンラインでの実施においても同様の効果が期待できるのかは明確ではありません。本稿の目的は、新潟大学で実施された二つのオンライン短期英語研修プログラムに参加した学生の視点から、これらのプログラムの教育的効果を明らかにすることです。これにより、オンライン短期海外研修の教育的価値を評価し、今後のプログラム改善のための手がかりを提供することを目指します。
- 主要な発見:
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調査結果から、研修前後の自己評価において多くの項目で有意な差が認められ、特に「実行力」や「チャレンジ力」、「発信力」などのスキルが向上したことが示されました。参加者は異文化への寛容性や自分の意見を持つことの重要性を認識し、海外研修を通じて自己成長を実感しました。また、オンライン環境でも適切な教育的介入が行われることで、大学の教育目標に沿った教育的効果が期待できることが明らかになりました。
- 方法論:
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本研究では、混合研究法の収斂デザインを採用し、量的データと質的データを組み合わせて分析を行いました。具体的には、研修前後に実施された自己評価アンケート、参加後のリフレクション・ペーパー、研修前に設定した目標とその達成度に関する報告書を対象としました。アンケートデータはWilcoxonの符号付順位検定を用いて分析し、有意差が認められた項目について質的データと照らし合わせました。
- 結論と意義:
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オンライン短期海外研修は、適切な教育的介入を行うことで、新潟大学が掲げる「自律的な学びと豊かなコミュニケーション能力に支えられた他者との協働による課題解決を通して社会に貢献する」人材育成に寄与できることが示されました。オンライン環境であっても、異文化理解や自己成長を促進する機会を提供できることが確認され、オンライン研修はコロナ禍における次善の策にとどまらず、独自の教育的価値を持つ可能性があることが示唆されました。
- 今後の展望:
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オンライン短期海外研修は、今後も留学の一形態として継続されることが予想されます。オンライン型研修は、現地での生活体験や直接的な異文化接触に欠ける部分はありますが、適切な教育的介入により特定のスキルや能力を養成することが可能です。今後は、研修プログラムの目的を明確にし、必要な教育的介入を強化するとともに、カリキュラム上の位置づけや評価・点検のシステム構築に取り組むことが求められます。効果的な介入方法についてのさらなる研究が必要です。
- 背景と目的:
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新型コロナウイルスの影響で、短期の海外研修がオンラインで行われるようになってきました。これまで、短期海外研修は外国語のスキルや異文化理解を深めるために行われてきましたが、オンラインでの研修でも同じ効果が得られるかは明確ではありません。この研究は、新潟大学で行われた二つのオンライン短期英語研修に参加した学生の視点から、その教育効果を明らかにすることを目的としています。これにより、オンライン短期海外研修の教育的価値を評価し、今後のプログラム改善のための手がかりを提供することを目指します。
- 主要な発見:
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調査結果によると、研修前後で多くの項目で自己評価が向上し、特に「実行力」や「チャレンジ力」、「発信力」といったスキルが向上したことがわかりました。参加者は異文化への理解や自分の意見を持つことの重要性を認識し、自己成長を実感しました。また、オンラインでも適切な
をとることで、大学の教育目標に合った効果が期待できることが示されました。教育的アプローチ ( 教育の目的を達成するための方法や手段のことです。)
- 方法論:
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この研究では、量的データ(数字で表せるデータ)と質的データ(文章や意見などのデータ)を組み合わせた「
」という方法を使いました。具体的には、研修前後の自己評価アンケート、参加後のリフレクションペーパー(振り返りの文章)、研修前に設定した目標とその達成度に関する報告書を対象としました。アンケートデータは、「混合研究法 ( 量的データ(数字で表せるデータ)と質的データ(文章や意見などのデータ)を組み合わせて分析する研究方法です。) 」という統計手法を使って分析し、有意差が認められた項目について質的データと照らし合わせました。Wilcoxonの符号付順位検定 ( 二つの関連するデータセットの差を比較するための統計手法です。サンプル数が少なく、正規性が仮定できない場合に使用されます。)
- 結論と意義:
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オンライン短期海外研修は、適切な
をとることで、新潟大学が目指す「自律的な学びと豊かなコミュニケーション能力を持った人材の育成」に貢献できることが示されました。オンライン環境でも、異文化理解や自己成長を促進する機会を提供できることが確認され、オンライン研修はただの「次善の策」ではなく、独自の教育的価値を持つ可能性があることがわかりました。教育的アプローチ ( 教育の目的を達成するための方法や手段のことです。)
- 今後の展望:
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オンライン短期海外研修は、今後も留学の一つの形として続くことが予想されます。オンライン型研修は、現地での生活体験や直接的な異文化体験に欠ける部分がありますが、適切な
によって特定のスキルや能力を養うことができます。今後は、研修プログラムの目的を明確にし、必要な教育的アプローチを強化するとともに、カリキュラムの位置づけや評価システムの構築に取り組むことが求められます。効果的な教育的アプローチについてのさらなる研究が必要です。教育的アプローチ ( 教育の目的を達成するための方法や手段のことです。)
- 何のために?:
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で海外に行けなくなりました。そのため、短い間の海外新型 コロナウイルス ( 2020年から世界中で広がったウイルスです。) 研修 がオンラインで行われるようになりました。新潟大学の学生が参加 したオンライン研修 で、どんな効果 があるかを調べました。この研究はオンライン研修 の良 さを見つけて、もっと良 くする方法 を考えるためです。
- 何が分かったの?:
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研修 の前と後で、学生の自信 が高まりました。特 に、「頑張 る力」や「挑戦 する力」、「自分の考えを伝 える力」が良 くなりました。学生は異文化 を理解 し、自分の意見を持つことが大切だとわかりました。オンラインでも、ちゃんと教えれば良 い結果 が出ることがわかりました。
- どうやったの?:
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この研究では、数字で表せるデータと、文章や意見などのデータを使いました。
研修 の前と後に をしました。また、自己評価 アンケート( 自分がどれだけできるかを自分で点数をつけるものです。) 研修 後にふり返りの文章を書いてもらいました。目標 がどれだけ達成 できたかも報告 してもらいました。アンケートのデータは「 」というWilcoxonの 符号 付 順位 検定 ( データを比 べて、違 いがあるかを調べる方法 です。) 方法 で分析 しました。
- 研究のまとめ:
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オンラインの短い海外
研修 でも、ちゃんと教えれば学生が成長 できることがわかりました。異文化 を理解 したり、自分を成長 させたりする機会 が得 られます。オンライン研修 も大切な学びの場であることがわかりました。
- これからどうする?:
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オンラインの短い海外
研修 は、これからも続 くでしょう。現地 に行くことはできないけど、オンラインでも特定 のスキルを学べます。これからはプログラムの目的 をはっきりさせ、もっと良 い教え方を考える必要 があります。さらに、効果的 な教え方についての研究が必要 です。
- 著者名:
- ハドリー 浩美
- 掲載誌名:
- 新潟大学言語文化研究
- 巻:
- 24
- ページ:
- 21 - 33
- 発行日:
- 2022-01
- 著者による要約:
- 新型コロナウィルス感染症拡大により、短期海外研修がオンライン上で提供されるケースが急増している。本稿では、二つの既成のオンライン短期海外研修(10日間)に参加した学生が、その学びや経験をどのように認識したかを明らかにすべく、研修前後に実施したアンケート調査の量的データと修了報告書の質的データとを照らし合わせて分析した。分析結果から、テーラーメイドではない既成のオンライン短期海外研修であっても、大学の教育目標に沿った教育的効果が期待でき、その効果は適切な教育的介入によって高まる可能性が示唆された。
- 新潟大学学術リポジトリリンク:
- http://hdl.handle.net/10191/0002000250
