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人文社会科学系 教育学部 #紀要論文

エスノセントリズムの何が問題なのか? : クリフォード・ギアツの所論を読む

AI解説:
この論文では、1980年代にクリフォード・ギアツが発表した「反・反相対主義」と「多様性の効用」という二つの重要な文章について詳しく読み、文化相対主義(一つの文化の価値や認識の基準を他の文化にそのまま当てはめることはできない、という考え方です。異なる文化を理解し尊重するための方法論です。)エスノセントリズム(自分の文化を中心に考え、他の文化を劣っているとみなす考え方です。他の文化に対する偏見や誤解を生む原因になります。)という二つの関連する概念を探ります。文化相対主義は、異なる文化を理解する方法として機能し、エスノセントリズムは他の文化に対する偏見や誤解を助長します。ギアツの見解は、この時代の文化理解の枠組みを再評価するための重要な視点を提供します。
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著者名:
内田 健
掲載誌名:
新潟大学教育学部研究紀要 人文・社会科学編
巻:
14
号:
2
ページ:
203 - 214
発行日:
2022-02
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