論文詳細

人文社会科学系 教育学部 #紀要論文

光電子移動酸素反応を活用するスピロインダン-1,2-ジオキソラン類の合成と抗マラリア活性

AI解説:
この研究の背景には、光の力を使った新しい化学反応を開発して、それを実用化するという目標があります。特に、ピリリウム塩という物質を使った光電子移動反応(光によって電子が移動することで起こる化学反応のことです。)に注目していて、マラリアに効果のある薬を作ることを目指しています。以前の研究で、双環式環状過酸化物という物質がマラリアに対して高い効果を持つことがわかっていて、今回の研究では、同じような効果を持つ新しい単環式1,2-ジオキソラン(特定の化学構造を持つ化合物で、抗マラリア効果が期待されています。)類を開発しようとしています。
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著者名:
鎌田 正喜, 中澤 裕子, 佐藤 慎吾, 滝澤 麻以子, 高坂 雄貴, 早川 潤, 金 惠淑
掲載誌名:
新潟大学教育学部研究紀要 自然科学編
巻:
14
号:
2
ページ:
59 - 72
発行日:
2022-02
著者による要約:
Triphenylpyrylium tetrafluoroborate-sensitized electron transfer photo-oxygenation was found to be an effective method for the transformation of spiroindan-substituted cyclopropanes to the corresponding 1,2-dioxolanes. In vitro evaluation of the 1,2-dioxolanes showed high antimalarial activity.
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