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医歯学系 大学院医歯学総合研究科(医) #学位論文

卵巣子宮内膜症におけるKRAS変異アリル発現の生物学的意義

AI解説:
子宮内膜症は生殖年齢の女性の10%~15%に影響し、相当な罹患負担(例:慢性骨盤痛、月経困難症、不妊)を伴うほか、悪性化、特に卵巣明細胞癌および卵巣類内膜癌への移行が臨床的に懸念されている。著者らの先行研究を含む近年のゲノム研究により、**KRAS**や**PIK3CA**などのがん関連オンコジーンが、子宮内膜症(卵巣子宮内膜症を含む)だけでなく正常子宮内膜でも高頻度に変異していることが示されている。とりわけ卵巣子宮内膜症では**KRAS**のホットスポット変異が一般的で、**KRAS p.G12V (c.G35T)**が最も頻度の高い変化として以前に同定されていた。しかし、これらの変異の生物学的意味は不確かだった。というのも、DNA/RNAのペア解析に十分な上皮成分を得ることが技術的に難しく、良性の子宮内膜症上皮において変異KRASがmRNAレベルで実際に発現しているかが不明だったためである。この空白を、空間情報を保ったまま埋めるために、本研究は(i) FFPE検体で**KRAS p.G12V**変異アレル発現を検出するRNAベースのin situハイブリダイゼーション法を検証し、(ii) それを卵巣子宮内膜症に適用して、変異アレル発現が起こるか、および空間的不均一性を示すかを明らかにすることを目的とした。
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著者名:
谷地田 希
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