論文詳細
医歯学系
大学院医歯学総合研究科(歯)
#紀要論文
下顎骨後方移動術後の三次元口腔周囲軟組織形態変化解析における重回帰分析の有効性
- AI解説:
- 外科的矯正治療を提供する際、治療計画立案の段階で患者に対し術後の顔貌を予測し提示することは、インフォームドコンセントを実践する上で重要です。セファログラムや顔面規格写真を用いた二次元分析や、非接触型あるいは接触型三次元形状計測器を用いた三次元分析が一般的ですが、硬組織移動量との関係を知ることが重要です。本研究では、非接触型三次元形状計測装置を用いて構築した顔面・歯列統合データを応用し、下顎単独後退術前後の硬組織と軟組織の変化を重回帰分析により評価することを目的としています。
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医歯学系
大学院医歯学総合研究科(歯)
#紀要論文
下顎骨後方移動術後の三次元口腔周囲軟組織形態変化解析における重回帰分析の有効性
AI解説
- 背景と目的:
-
外科的矯正治療を提供する際、治療計画立案の段階で患者に対し術後の顔貌を予測し提示することは、インフォームドコンセントを実践する上で重要です。セファログラムや顔面規格写真を用いた二次元分析や、非接触型あるいは接触型三次元形状計測器を用いた三次元分析が一般的ですが、硬組織移動量との関係を知ることが重要です。本研究では、非接触型三次元形状計測装置を用いて構築した顔面・歯列統合データを応用し、下顎単独後退術前後の硬組織と軟組織の変化を重回帰分析により評価することを目的としています。
- 主要な発見:
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本研究の結果、自由度調整済み寄与率が偏位側下頬部、下唇部、オトガイ部において0.7以上であり、重回帰式を用いて軟組織変化を十分説明できることが示されました。特に上唇部では、単回帰分析よりも自由度調整済み寄与率が大幅に向上し、硬組織と軟組織に関する複数の因子が関与していることが明らかとなりました。この結果から、重回帰分析による予測精度の向上が示され、術前後の軟組織変化をより正確に予測できる可能性が示唆されました。
- 方法論:
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新潟大学医歯学総合病院にて、両側下顎枝矢状分割法による下顎単独後退術を受けた18名の患者を対象に、非接触型三次元形状計測装置を用いて顔面と歯列の三次元データを採取しました。これらのデータを統合し、顔面・歯列三次元データを構築しました。その後、基準平面に平行な2mm間隔の計測断面を設定し、放射状の直線を用いて軟組織と硬組織の計測値を取得しました。得られたデータを基に、軟組織変化量を目的変数とし、硬組織変化量や軟組織厚み変化率などを説明変数として重回帰分析を行いました。
- 結論と意義:
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本研究の結果、重回帰分析が下顎単独後退術前後の顔面口腔周囲軟組織形態の三次元変化を高い精度で説明できることが確認されました。特に、偏位側下頬部やオトガイ部では0.7以上の寄与率が得られ、重回帰式が有効であることが示されました。この結果は、外科的矯正治療における治療計画の立案や術後の予測において、より正確な情報を提供するための有益な方法であることを示しています。
- 今後の展望:
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本研究で得られた重回帰式は、下顎単独後退術を受ける患者の術前後における顔面軟組織の変化を高い精度で予測するための有効なツールとしての可能性を示しました。今後、さらに多くの症例を対象にして、術前の下顎前歯による上唇部の突き上げの程度や他の形態的特徴を示す新しい項目を加えることで、予測精度をさらに向上させることが求められます。また、他の上部領域における変化についても、複数の因子の関与を詳細に解析することで、より包括的な治療計画の立案が可能となるでしょう。
- 背景と目的:
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下顎後退手術という手術を受けるとき、手術後に顔がどうなるかを患者さんに説明することはとても大切です。これをするために、顔の写真や3Dのモデルを使って予測する方法があります。この研究では、3Dの形を測る機械を使って、手術前後の顔の変化を調べました。
- 主要な発見:
-
研究の結果、顔の特定の部分、例えば下のほっぺやあごの部分で、手術後の変化をかなり正確に予測できることがわかりました。特に上唇の部分では、より多くの要因が関係していることが明らかになり、予測の精度が向上しました。
- 方法論:
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新潟大学で下顎後退手術を受けた18人の患者さんを対象に研究を行いました。非接触型の3D計測装置を使って手術前と手術後の顔と歯のデータを取り、そのデータを使って顔の変化を計測しました。そして、
という方法で変化を詳しく調べました。重回帰分析 ( 複数の要因がどのように結果に影響するかを調べる統計的な方法です。これを使うことで、手術後の顔の変化を正確に予測できます。)
- 結論と意義:
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この研究で、
が手術前後の顔の変化を高い精度で予測できることが確認されました。これにより、手術計画を立てる際により正確な情報を患者さんに提供することができるようになります。重回帰分析 ( 複数の要因がどのように結果に影響するかを調べる統計的な方法です。これを使うことで、手術後の顔の変化を正確に予測できます。)
- 今後の展望:
-
この研究で得られた方法は、下顎後退手術を受ける患者さんの顔の変化を高い精度で予測するのに役立つことが示されました。今後はさらに多くの症例を研究し、予測の精度を高める必要があります。また、他の顔の部分でも変化を詳しく調べることで、より包括的な治療計画が立てられるようになります。
- 何のために?:
-
を受けると、顔がどうなるかをあごの 手術 ( あごの形や位置 を改善 するために行う外科手術 です。) 説明 することが大事です。写真や を使って3Dモデル ( コンピュータを使って作られた立体的 な図や形のことです。) 説明 します。今回の研究では、手術 前と手術 後の顔の変化 を調べました。
- 何が分かったの?:
-
研究では、
手術 後の顔の変化 がよくわかりました。特 に、 やあごの部分がよくほっぺ ( 顔の横の柔 らかい部分です。) 変 わります。 は、いろんなことが上唇 ( 口の上の部分です。) 関係 しています。
- どうやったの?:
-
新潟大学で
手術 を受けた18人の顔を調べました。3Dの機械 を使って、手術 前と手術 後の顔を測 りました。そして、 という重回帰 分析 ( 複数 の要因 が結果 にどう影響 するかを調べる統計的 方法 です。) 方法 で調べました。
- 研究のまとめ:
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この研究で、
がとても役に立つことがわかりました。これにより、重回帰 分析 ( 複数 の要因 が結果 にどう影響 するかを調べる統計的 方法 です。) 手術 の計画を立てるときに正しい情報 を伝 えられます。
- これからどうする?:
-
この
方法 は、手術 を受ける人の顔の変化 を予測 するのに役立ちます。もっと多くの人を調べて、予測 をさらに正確 にすることが必要 です。また、他の顔の部分も調べます。
- 著者名:
- 焼田 裕里
- 掲載誌名:
- 新潟歯学会雑誌
- 巻:
- 43
- 号:
- 1
- ページ:
- 69 - 71
- 発行日:
- 2013-06
- 新潟大学学術リポジトリリンク:
- http://hdl.handle.net/10191/0002000492
