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医歯学系 大学院医歯学総合研究科(歯) #紀要論文

A群レンサ球菌の産生するCAMP factorはRAW264.7細胞の貪食能を低下させる

AI解説:
A群レンサ球菌(子どもに多い喉の炎症の原因となる菌で,Streptococcus pyogenesとも呼ばれます。)(Streptococcus pyogenes)は、子どもたちによく見られる喉の炎症(咽頭炎(喉の痛みや腫れを伴う炎症のことです。))の原因となる菌です。この菌は体の免疫細胞の働きを弱めたり、体の中に入り込んで増えたりすることができます。特に、この菌が作り出すCAMP因子(A群レンサ球菌が作り出す物質で,他の菌が持つ溶血素の働きを強めます。)という物質は、黄色ブドウ球菌が持つβ-溶血素の働きを強めることが報告されていますが、免疫細胞に対する詳しい影響はまだわかっていません。そこでこの研究では、CAMP因子がマクロファージ(体内の異物を食べて取り除く,免疫系の細胞です。)(体を守る免疫細胞の一種)にどんな影響を与えるのかを調べました。
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著者名:
黒澤 美絵
掲載誌名:
新潟歯学会雑誌
巻:
46
号:
1
ページ:
39 - 40
発行日:
2016-07
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