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人文社会科学系 法学部 #紀要論文

AI責任肯定論の動向

AI解説:
本稿は、前作「ロボットの処罰可能性を巡る議論の現状について」を受けて、AIの責任を巡る議論の新たな展開を追跡調査することを目的としている。前作では、AIに責任を観念することが可能かという問いを巡る各種学説を紹介し、AIの責任を否定する論拠が少ないことを指摘した。その後、ディープラーニングの進展や2015年の国際的画像認識コンペティションでAIの能力が人間を超えたことを受けて、AIに責任を肯定する議論が増加した。これに伴い、本稿では2016年以降のAI責任肯定論の動向を紹介し、若干の検討を加える。
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著者名:
根津 洸希
掲載誌名:
法政理論
巻:
55
号:
2
ページ:
28 - 61
発行日:
2022-10
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