論文詳細

人文社会科学系 大学院現代社会文化研究科 #紀要論文

Trade Liberalization, Technological Progress and Energy Efficiency Improvement in China

AI解説:
改革開放後の中国は、特にWTO加盟以降、世界経済への統合が進み、対外貿易と、対内・対外の外国直接投資が大幅に増加した。こうした開放は生活水準の向上と結び付いている一方で、本論文は、中国が長年続けてきた粗放的(extensive)な成長モデルが、高いエネルギー消費と深刻な環境負荷をもたらし、「低産出―高エネルギー消費」の活動が一部で持続しているとも論じる。世界的な持続可能な開発の潮流を踏まえ、本研究は「効率的なエネルギー利用」を主要な政策・研究課題として位置づけ、高品質な経済発展、高効率なエネルギー利用、そして対外開放の継続をいかに調整するかという中心的な緊張関係を設定する。Grossman and Kruegerに関連づけられる「規模―構造―技術(scale–structure–technology)」パラダイムに基づき、本論文は、貿易自由化がエネルギー効率に影響する主要な経路として技術進歩を重視する。また、先行研究がエネルギー効率(energy efficiency)よりもエネルギー原単位(energy intensity)に焦点を当てがちであること、中国国内の地域異質性が十分に検討されていないこと、という2つの研究ギャップを指摘する。以上を踏まえ、本研究は、貿易自由化が技術進歩という媒介メカニズムを通じて中国のエネルギー効率を改善するかを検証し、あわせて地域差(北部 vs 南部、東部 vs 中部 vs 西部)を明示的に分析することを目的とする。
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著者名:
Qin Bing Tao, Huang Chen Rui
掲載誌名:
経済開発と環境保全の新視点
巻:
14
ページ:
3 - 24
発行日:
2023-03
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