論文詳細

医歯学系 大学院医歯学総合研究科(医) #学位論文

硬膜下血腫における皮質動脈微小破裂の検出と形態解析 : CUBIC法による組織透明化を用いた3次元画像化

AI解説:
急性硬膜下血腫(subdural hematoma: SDH)は通常、重度の頭部外傷によって生じる脳挫傷や架橋静脈の破綻に起因するとされるが、軽微な出来事、あるいは「非外傷性/自然発生(nontraumatic/spontaneous)」の状況の後にもSDHが起こり得る。後者の状況では皮質動脈(cortical artery)の破裂が出血源として認識されているものの、その病態形成(pathogenesis)は病理学的観点から十分に確立されていない。49編の出版物で198例が報告されている一方、剖検に基づく詳細な組織病理学的検査が行われたのは2編の出版物における8例のみであり、これは主として、皮質動脈破裂が肉眼的に見落とされやすく、標的とする顕微鏡観察のために局在を特定しにくいことによる。従来の組織学的確認には数百〜数千枚の連続切片が必要となる場合があり、検出と形態学的特徴づけが非効率で、ときに現実的でない。そこで本研究は、clear, unobstructed brain/body imaging cocktails and computational analysis(CUBIC)の組織透明化法をlight-sheet fluorescence microscopy(LSFM)と組み合わせることで、標準的な肉眼観察および組織病理学と比べて、ヒト皮質動脈の三次元(3D)可視化と、SDHにおける破裂部位の形態学的解析に適するかを評価した。
AI解説を見る
著者名:
舟山 一寿
新潟大学学術リポジトリリンク: