論文詳細
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創生学部
#紀要論文
《調査報告》「〈かねやま『村の肖像』プロジェクト〉番外編『奥会津の冬』を描こう!」報告 (特集 : 地域と観光Ⅱ)
- AI解説:
奥 会津 とは、デジタルアーカイブ(DA) ( 地域 や団体 が、写真や文章などの大切な情報 をインターネット上に保存 し、誰 でも見られるようにすること。これにより、昔の文化や出来事を未来 に伝 えることができる。) 奥 会津の7つの町や村が協力 して作るプロジェクトです。地域 の文化をみんなに見てもらうためのものです。人口が減 ったり、お年寄 りが増 えたりして、地域 の文化を守るのが難 しくなってきました。このプロジェクトは、奥 会津の大切な文化をもう一度見直して、守ることを目指しています。この記事で紹介 するイベントは、そのDAをみんなに知ってもらうための講座 です。イベントの目的 は、写真を整理して使う方法 をみんなで考えることと、地域 の思い出を記録 することです。
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創生学部
#紀要論文
《調査報告》「〈かねやま『村の肖像』プロジェクト〉番外編『奥会津の冬』を描こう!」報告 (特集 : 地域と観光Ⅱ)
AI解説
- 背景と目的:
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奥会津デジタルアーカイブ(DA)構想は、奥会津7町村が連携し、地域文化資源の集約・公開を目指すプロジェクトです。過疎高齢化や人口減少に伴い、地域文化遺産の管理能力や発信力が低下する中、町村間の協力で「奥会津らしさ」を再検討し確立することを目的としています。本稿で取り上げるイベントは、地域におけるDA基本知識や活用法の浸透を目指して開催された「DA公開講座」の一部として位置づけられており、写真資料の整理や活用方法の共有と、地域の記憶の記録を目的としています。
- 主要な発見:
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今回のイベントでは、奥会津7町村の文化施設や教育委員会の関係者が参加し、写真資料の整理や活用方法について意見交換が行われました。特に、大正時代から昭和初期の乾板写真が多く保存されていることが確認されました。また、イベントを通じて、地域資料を用いた記憶の共有や、地域住民との対話を通じた写真の整理・記録方法が有効であることが再確認されました。一方で、住民参加の少なさや広報方法の課題も浮き彫りになりました。
- 方法論:
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イベントは、まず参加者が自由に写真を閲覧する時間から始まり、その後ファシリテーターがトピックごとに写真を取り上げ、参加者同士で写真について語り合う形式で進行されました。参加者の思い出や意見は、付箋やホワイトボードアプリケーションを用いて記録されました。さらに、オンライン上での情報整理やSNSでの投稿の呼びかけなど、デジタル技術を活用した取り組みも行われました。
- 結論と意義:
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イベントを通じて、写真資料が地域の記憶をたどる重要なツールであることが確認されました。特に、地域の人々が自身の手で歴史を伝える「身近な資料」としての写真の価値が再認識されました。また、7町村の文化担当者間での方法共有が進み、今後のDA活動に向けた基盤作りが行われた点も意義深いです。しかし、住民参加の少なさや日程調整の課題も明らかになり、これらの解決が今後の課題として残されました。
- 今後の展望:
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今後のDA構築に向けて、2024年度中のDAサイト公開を目指し、まずは「奥会津の縄文」関連資料の公開が予定されています。また、地域資料の整理・管理のための共同データストレージの構築も進められています。さらに、地域資料データの広域的な保存枠組みの実証実験も行われる予定です。これにより、奥会津7町村が一体となって文化遺産マネジメントを進め、地域の歴史や記憶を未来に伝える取り組みが期待されます。
- 背景と目的:
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奥会津
(DA)構想は、奥会津の7つの町や村が協力して地域の文化資源をまとめて公開するプロジェクトです。デジタルアーカイブ ( 本や写真、映像などの資料をデジタルデータに変換し、インターネット上で公開・保存することです。) や高齢化、人口減少により、地域の文化遺産を管理する力が弱くなっています。このプロジェクトは、「奥会津らしさ」を再確認し確立することを目指しています。この記事で紹介するイベントは、地域におけるDAの基本知識や活用法を広めるための「DA公開講座」の一部です。イベントの目的は、写真資料を整理し活用方法を共有することと、地域の記憶を記録することです。過疎化 ( 人口が減少して地域がさびれていく現象です。特に、若い人たちが都会に移住することで起こります。)
- 主要な発見:
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イベントには、奥会津の7つの町や村の文化施設や教育委員会の人たちが参加し、写真資料の整理や活用について話し合いました。特に、大正時代から昭和初期の
が多く保存されていることが確認されました。また、地域の人々と一緒に写真を整理したり記録したりする方法が効果的であることが再確認されました。しかし、住民の参加が少なかったことや広報方法に課題があることもわかりました。乾板写真 ( 昔の写真の撮影方法の一つで、ガラス板に感光材料を塗って撮影した写真です。大正時代から昭和初期にかけて使われました。)
- 方法論:
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イベントは、まず参加者が自由に写真を見る時間から始まりました。その後、ファシリテーターがテーマごとに写真を紹介し、参加者同士で写真について話し合いました。参加者の思い出や意見は付箋やホワイトボードアプリケーションを使って記録されました。さらに、オンラインでの情報整理やSNSでの投稿も行われました。
- 結論と意義:
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イベントを通じて、写真資料が地域の記憶をたどるための重要なツールであることが確認されました。地域の人々が自分たちの歴史を伝える「身近な資料」としての写真の価値が再認識されました。また、7つの町や村の文化担当者の間で方法を共有できたことも意義深いです。とはいえ、住民の参加の少なさや日程調整の課題も明らかになりました。
- 今後の展望:
-
今後のDA構築に向けて、2024年度中のDAサイト公開を目指し、「奥会津の縄文」関連資料の公開が予定されています。また、地域資料の整理・管理のための共同データストレージの構築も進められています。さらに、地域資料データの広域的な保存枠組みの実証実験も行われる予定です。これにより、奥会津の7つの町や村が一体となり、文化遺産の管理を進め、地域の歴史や記憶を未来に伝える取り組みが期待されます。
- 何のために?:
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奥 会津 とは、デジタルアーカイブ(DA) ( 地域 や団体 が、写真や文章などの大切な情報 をインターネット上に保存 し、誰 でも見られるようにすること。これにより、昔の文化や出来事を未来 に伝 えることができる。) 奥 会津の7つの町や村が協力 して作るプロジェクトです。地域 の文化をみんなに見てもらうためのものです。人口が減 ったり、お年寄 りが増 えたりして、地域 の文化を守るのが難 しくなってきました。このプロジェクトは、奥 会津の大切な文化をもう一度見直して、守ることを目指しています。この記事で紹介 するイベントは、そのDAをみんなに知ってもらうための講座 です。イベントの目的 は、写真を整理して使う方法 をみんなで考えることと、地域 の思い出を記録 することです。
- 何が分かったの?:
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イベントには、
奥 会津の7つの町や村の文化施設 や の人たちが教育委員会 ( 地域 の学校や教育に関 することを管理 する組織 。学校の運営 や教育の内容 を決める役割 を持っている。) 参加 しました。みんなで写真を整理したり、使い方について話し合いました。特 に、大正時代から昭和初期 の写真がたくさん残 っていることがわかりました。また、地域 の人たちと一緒 に写真を整理する方法 がいいこともわかりました。ただ、住民 の参加 が少なくて、広報 の方法 に問題があることもわかりました。
- どうやったの?:
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イベントは、まず
参加者 が自由に写真を見る時間から始まりました。その後、先生がテーマごとに写真を紹介 して、みんなで写真について話し合いました。みんなの思い出や意見は付箋 やホワイトボードに書いて記録 しました。さらに、 を使ってインターネット ( 世界中のコンピュータがつながっている大きなネットワーク。情報 を検索 したり、人と連絡 を取ったりするのに使われる。) 情報 を整理したり、 にSNS ( ソーシャルネットワーキングサービスの略 。インターネット上で友達 とつながったり、情報 を共有 したりするためのサービス。FacebookやTwitterなどが有名。) 投稿 したりもしました。
- 研究のまとめ:
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イベントを通じて、写真が
地域 の思い出をたどるためにとても大事なものであることがわかりました。地域 の人たちが自分たちの歴史 を伝 えるための大切な資料 として、写真の価値 が再 確認 されました。また、7つの町や村の文化担当 の人たちが方法 を共有 できたことも大事です。ただし、住民 の参加 が少なくて、日程 の調整が難 しいこともわかりました。
- これからどうする?:
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今後のDAの
構築 に向けて、2024年度中にDAサイトを公開することを目指しています。「奥 会津の縄文 」関連 の資料 も公開する予定です。また、地域 資料 の整理や管理 のために共同 のデータ保管場所 を作ることも進められています。さらに、地域 の資料 を広く保存 するための実験 も行われる予定です。これにより、奥 会津の7つの町や村が一緒 になって、文化遺産 を守り、地域 の歴史 や思い出を未来 に伝 える取り組みが期待されています。
- 著者名:
- 田中 一裕, 榎本 千賀子
- 掲載誌名:
- 創生ジャーナルHuman and Society
- 巻:
- 7
- ページ:
- 48 - 55
- 発行日:
- 2024-03
- 新潟大学学術リポジトリリンク:
- http://hdl.handle.net/10191/0002001324
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