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医歯学系 大学院医歯学総合研究科(医) #学位論文

2-パルミトイルグリセロールはヒト胎児由来アストロサイトにてγ-アミノ酪酸の産生を促進する

AI解説:
母乳育児は乳児の健康と発達に有益であることが知られており、これらの効果はしばしばヒト母乳に含まれる特定成分に由来すると考えられている。そうした成分の一つに、1,3-dioleoyl-2-palmitoylglycerol(OPO)がある。OPOは母乳に多いtriacylglycerolで、sn-2位のpalmitic acidの吸収を、2-palmitoyl glycerol(2-PG)として促進する。2-PGは脳内で主要なmonoacylglycerol種である一方、中枢神経系における機能は十分に解明されていない。著者らが脳発達に注目したのは、gamma aminobutyric acid(GABA)が発達過程に関与する重要な神経伝達物質であり、未成熟な脳ではGABAが神経細胞だけでなくastrocytesでも産生されうるためである。astrocytesは神経伝達物質の循環や発達制御に関わることから、本研究は、2-PGがastrocytesに直接作用し、乳児の脳発達を支える可能性のある変化を引き起こすという仮説を検証することを目的とした。具体的には、2-PGがglutamate/GABA-glutamine cycleに関連する遺伝子・タンパク質発現を変化させ、正常ヒト胎児由来astrocytesにおけるGABA合成を促進するかを、palmitic acid(PA)および3-palmitoyl glycerol(3-PG)との比較を行いながら調べた。
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著者名:
壷井 美里
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