論文詳細

医歯学系 大学院医歯学総合研究科(医) #学位論文

持続性知覚性姿勢誘発めまいにおける前庭-視覚 : 体性感覚野と空間認知領域との機能的結合性の変化 : 視覚刺激前後の安静時機能的MRIの検討

AI解説:
Persistent postural-perceptual dizziness(PPPD)は、機能性の慢性前庭症候群であり、3か月を超えて続くめまい、ふらつき、または回転性ではないめまいを特徴とする。症状は、立位姿勢/歩行、動き、そして特に動いている、または複雑な視覚刺激への曝露によって増悪する。著者らは、視覚による増悪がPPPDで最も特異的な特徴であり、そのため標的を絞った検討が必要だと強調している。従来の病態生理学的説明では、(しばしば前庭障害である)最初の平衡を乱す出来事の後に、持続する姿勢への過度な警戒と、視覚および/または体性感覚の手がかりへの依存の増大が生じうるとされる。また、性格傾向や情動傾向(例:神経症傾向、不安/抑うつ)が持続に寄与しうる。神経画像研究では、PPPDにおいて多感覚の前庭皮質領域で機能的結合(functional connectivity: FC)の低下が報告されているが、視覚による増悪の機序は不明のままである。視覚刺激曝露後の症状悪化が数時間持続しうることから、著者らは、PPPDでは即時の視覚誘発性の活動の差ではなく、刺激誘発性のFC変化が関与すると仮説を立てた。本研究は、視覚刺激の前後での安静時FCの比較に加え、刺激中の課題fMRIも用いて、PPPDの神経相関を同定することを目的とした。
AI解説を見る
著者名:
八木 千裕
新潟大学学術リポジトリリンク: