論文詳細
経済科学部
#紀要論文
Intercultural communication via local resources in Japan’s rural areas : The case of Niigata Sake no Jin
- AI解説:
- 本論文は、人口減少とコミュニティ消滅のリスクを背景に、日本の地方地域における異文化間コミュニケーションを扱う。地方は、東京や京都のような主要観光地に比べて国内外の観光客から見えにくいことが多く、地域の担い手は近年、職種を越えて連携し、料理や文化産品といった地域資源を活用して、来訪者を惹きつけるイベント(例:フードフェスティバルやアートフェスティバル)を創出してきた。著者らはこれらのイベントを、地元住民と来訪者が共同で相互作用に意味のある場を作り上げる「co-created places(共創された場)」として概念化する。「space(空間)」と「place(場所)」の区別に基づき、本研究は、こうした共創された場が地元の受け入れ側にとってどのような意味を持つのか、またその内部の異文化間コミュニケーションにはどのような特徴があるのかを問う。著者らによれば、これらの問いは従来の異文化間コミュニケーション研究で十分に注目されてこなかった。これらを実証的に検討するため、記事は、新潟市で毎年2日間開催される日本酒フェスティバル「にいがた酒の陣(Niigata Sake no Jin)」を、地域資源(日本酒)によって媒介される異文化間相互作用の事例研究として分析する。
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経済科学部
#紀要論文
Intercultural communication via local resources in Japan’s rural areas : The case of Niigata Sake no Jin
AI解説
- 背景と目的:
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本論文は、人口減少とコミュニティ消滅のリスクを背景に、日本の地方地域における異文化間コミュニケーションを扱う。地方は、東京や京都のような主要観光地に比べて国内外の観光客から見えにくいことが多く、地域の担い手は近年、職種を越えて連携し、料理や文化産品といった地域資源を活用して、来訪者を惹きつけるイベント(例:フードフェスティバルやアートフェスティバル)を創出してきた。著者らはこれらのイベントを、地元住民と来訪者が共同で相互作用に意味のある場を作り上げる「co-created places(共創された場)」として概念化する。「space(空間)」と「place(場所)」の区別に基づき、本研究は、こうした共創された場が地元の受け入れ側にとってどのような意味を持つのか、またその内部の異文化間コミュニケーションにはどのような特徴があるのかを問う。著者らによれば、これらの問いは従来の異文化間コミュニケーション研究で十分に注目されてこなかった。これらを実証的に検討するため、記事は、新潟市で毎年2日間開催される日本酒フェスティバル「にいがた酒の陣(Niigata Sake no Jin)」を、地域資源(日本酒)によって媒介される異文化間相互作用の事例研究として分析する。
- 主要な発見:
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インタビュー・データから、にいがた酒の陣(Niigata Sake no Jin)は、参加する酒蔵にとって複数かつ重なり合う「place meanings(場の意味)」を持つことが示された。全ての回答者は、このイベントが新潟県酒造組合(Niigata Sake Brewers Association)によって運営され、同組合の50周年記念の一環として始まったことを理由に参加を強調した。こうした制度的理由に加え、酒蔵側は本イベントを、新潟県の日本酒をPRする場、地域社会に貢献する場、来訪者と出会い交流する場、そしてフェスティバル前日に行われる酒類バイヤーとの収益性のある商談に参加する場としても位置づけた。さらに本イベントは、製品テストとフィードバックの場としても機能している。来訪者の反応を直接聞くために製造担当者をあえて連れてくる酒蔵もあり、ある回答者は、多くの酒蔵の製品を一か所で比較できるため競争的な環境だと述べた。
来訪者側の観点(酒蔵代表者が把握している範囲)では、このフェスティバルは試飲だけでなく、日本酒「を通じた」社会的つながりも重要である。繰り返し参加することで、年に一度の再会の場となり、人々が会って関係を新たにする機会になり得る。来訪者と酒蔵代表者のコミュニケーションは通常、味に関する質問、商品のストーリー、酒蔵の背景、醸造プロセス(麹や年ごとの差異など技術的な質問を含む)を中心に組み立てられる。2023年に、時間制の午前・午後セッションと入場制限が導入された(2023年は12,000人、2024年は16,000人。2018年・2019年の140,000人と比較)。これにより、より長い会話の機会が増えたと報告され、少なくともある酒蔵の経験では、以前はおおむね30~60秒だったやり取りが、2024年には2~3分程度になったという。
海外からの来訪者は比較的少ないとされ、特に2023~2024年はpre-COVID-19(新型コロナウイルス感染症流行前)と比べて少なかった。代表者らはコミュニケーション上の困難は少ないと述べ、必要に応じてジェスチャーを用い、ときに英語を話せるスタッフに頼りつつ、日本人来訪者と同様のやり方でやり取りすることが多いと報告した。
- 方法論:
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本研究は、にいがた酒の陣(Niigata Sake no Jin)に焦点を当てた質的ケーススタディ(qualitative case-study)を用いる。イベントでブースを出す酒蔵を「来訪者を迎える地域の人々」の代表として扱い、分析は(i)酒蔵にとってフェスティバルが「place(場所)」として何を意味するか、(ii)イベントにおける来訪者と酒蔵代表者のコミュニケーションの特徴(海外来訪者を含む相互作用、およびポスト・パンデミックのセッション制の影響を含む)を対象とした。データは、2023年のイベントでブースを運営した酒蔵の代表者への半構造化インタビュー(semi-structured interviews)により収集した。研究者はまず許可を得るため各酒蔵へ依頼状を配布し、依頼状にはインタビュー目的、想定参加者、質問の種類、所要時間の見込み、データ保護計画を記載した。参加者は計10蔵から13名であった。インタビューは2023年12月、および2024年1月と3月に実施し、各回約60分であった。主な質問項目は、酒蔵がなぜフェスティバルでブースを出すのか、来訪者とやり取りする際に何に注意しているか、その経験から得たフィードバックをどのように共有・活用しているかであり、発言を掘り下げるために追加質問を用いた。加えて本論文は、新潟県酒造組合(Niigata Sake Brewers Association)による年次アンケート調査を二次データとして参照し(例:来訪者の動向や満足度の文脈化に使用)、分析を補完している。
- 結論と意義:
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本論文は、地域資源が、日本の地方におけるplace-making(場所づくり)と、来訪者と地元の受け入れ側をつなぐ仕組みの中心になり得ると結論づける。本事例では、日本酒が媒介資源として機能し、新潟県外からの来訪者も含めて人々を呼び込み、来訪者と酒蔵スタッフの相互作用を形づくっている。著者らは、イベントが拡大・発展するにつれ、来訪者と地元の人々が共に作り上げる相互作用の場としての性格が強まり、繰り返しの参加と肯定的な経験によってそれが補強されていったと論じる。
分析は、地域資源を介した異文化間コミュニケーションについて2つのより広い含意も示す。第1に、著者らはこの相互作用を、日常的(routine)というより「extraordinary(非日常的)」なものとして特徴づける。多文化的な職場での日々の異文化間コミュニケーションでは、参加者が共有された業務目標を達成するために差異を繰り返し調整する必要があるのに対し、フェスティバルでの相互作用は短時間で話題が強く限定され、主として継続的な協働に向けられてはいない。したがって本研究は、異文化コンピテンス(intercultural competence)の構成要素(態度・知識・技能)のうち、会話の大部分が日本酒とその文化的/製品固有の意味に関わるため、酒蔵スタッフにとっては特に「知識」が重要であることを示唆する。第2に、相互作用のスタイルと制約(試飲提供をしながらの短いやり取り、しばしば行列を伴う)が、海外来訪者に対する言語選択を形づくっているようだと著者らは述べる。にいがた酒の陣(Niigata Sake no Jin)では、代表者は体系的に英語へ切り替えるよりも、日本人来訪者と同じ相互作用スタイルを維持することが一般的である。これらのパターンを明確化することで、本研究は、地方の地域資源媒介型イベントを、職場中心モデルを超えて異文化間コミュニケーションを理解するための独自の場として位置づける。
- 今後の展望:
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著者らは、地方における異文化間コミュニケーション研究を拡張するため、異なる地域資源やイベント形式を検討することを提案する。相互作用の特徴は文脈によって異なる可能性が高いからである(例:地方と大都市の設定、日常的接触と偶発的接触)。また、にいがた酒の陣(Niigata Sake no Jin)におけるコミュニケーションの決定的特徴として、やり取りの最中に来訪者が日本酒を試飲していることが挙げられ、これが会話内容と相互作用のタイミングの双方を形づくり得ると強調する。他の資源であれば、異なる種類の異文化間の出会いが可能になるかもしれない。
さらに著者らは、日本酒を介した異文化間コミュニケーションを複数の活動タイプにわたって研究する必要性を指摘し、対照的な関与形態として酒蔵ツアーを明示的に挙げる。にいがた酒の陣(Niigata Sake no Jin)が時間的制約下での短い会話から成り、日本語が相互作用のデフォルトとして維持されがちであるのに対し、ツアーは通常20~30分程度続き、著者らの記述では海外来訪者に対して英語に依拠するのが一般的である。この比較は、同じ地域資源であっても、相互作用の設計によって言語的・コミュニケーション上の実践がどのように異なるかを明らかにする今後の研究を動機づける。最後に、地域活性化のためのコミュニティ・ベースド・ツーリズム(community-based tourism)への政策的関心と、地方で海外来訪者を引きつける有望な資源として日本酒を位置づける本論文の見解を踏まえ、著者らは、こうした取り組みを支えるためにも、日本酒を介した異文化間コミュニケーションについてより詳細な理解が必要だと主張する。
- 背景と目的:
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この研究は、人口が減って地域の元気がなくなったり、コミュニティがなくなったりする心配がある日本の地方で、地域の人と外から来た人がどうやって交流しているのかを調べたものです。地方は東京や京都のような有名観光地と比べて、観光客に見つけてもらいにくいことがあります。そこで地域の人たちは、仕事の種類をこえて協力し、食や文化などの「地域の強み」を使って、フードフェスやアートフェスのようなイベントを作ってきました。
研究者は、こうしたイベントを、地域の人と来訪者が一緒に意味のある場を作り上げる「共創された場」として考えます。そして、そのような場が地域の受け入れ側にとってどんな意味を持つのか、またその中の交流にはどんな特徴があるのかを明らかにしようとしました。
そのための事例として、新潟市で毎年2日間行われる日本酒イベント「にいがた酒の陣」を取り上げ、日本酒をきっかけに生まれる交流を分析しました。
- 主要な発見:
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インタビューの結果、「にいがた酒の陣」は参加する酒蔵にとって、いくつもの意味を持つ場だと分かりました。たとえば、運営している新潟県酒造組合の節目の事業として始まったため参加する、という理由が全員から挙がりました。さらに、県内の日本酒をPRする場、地域に貢献する場、来訪者と出会って話す場、イベント前日に
と商談して利益につなげる場としても考えられていました。加えて、来訪者の反応を見て商品改善に生かす「テストの場」になっているという声もあり、製造担当者を連れてきて直接意見を聞く酒蔵もありました。また、多くの酒蔵の酒を同じ場所で比べられるので、競争の場でもあるという指摘もありました。バイヤー ( 商品を仕入れて販売する人や企業の担当者のことです。イベント前日の商談は、酒蔵にとって売上につながる重要な機会になります。)
来訪者にとっては、試飲だけでなく「日本酒を通じた人とのつながり」も大事だと、酒蔵側は捉えていました。毎年参加する人にとっては、年に一度の再会のような場になり、人間関係を続けたり新しくしたりできる機会になります。
会話の内容は、味の質問、商品の背景のストーリー、酒蔵の歴史、作り方( のことや年ごとの違いなど)に関する話が中心でした。麹 ( 米などに麹菌を育てたもので、でんぷんを糖に変える働きをします。日本酒づくりでは発酵を進めるために欠かせない材料です。)
また、2023年から午前・午後の入れ替え制と人数制限が導入され、以前より会話が長くなったという報告がありました。ある酒蔵では、以前は30〜60秒ほどだったやり取りが、2024年には2〜3分ほどになったそうです。
海外からの来訪者は多くはなく、特に2023〜2024年はコロナ流行前より少なかったとされます。酒蔵側は、海外来訪者との会話で大きな困りごとは少ないと話し、必要に応じてジェスチャーを使ったり英語ができるスタッフに頼ったりしながら、日本人来訪者と同じような進め方でやり取りすることが多いと述べました。
- 方法論:
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この研究は、「にいがた酒の陣」を対象にした質的なケーススタディです。イベントでブースを出す酒蔵を「来訪者を迎える地域の人々」の代表として扱いました。分析の中心は、酒蔵にとってこのイベントがどんな「場所」なのか、そして来訪者と酒蔵代表者の会話にどんな特徴があるのか(海外来訪者とのやり取りや、入れ替え制の影響を含む)です。
データは、2023年にブースを出した酒蔵の代表者への で集めました。参加者は10蔵から13名で、1回約60分のインタビューを2023年12月、2024年1月と3月に実施しました。質問は、出展する理由、来訪者対応で気をつけていること、得た意見をどう共有して生かすかなどでした。さらに、新潟県酒造組合が毎年行うアンケート結果も参考にして分析を補いました。半構造化インタビュー ( 質問の大枠は決めつつ、相手の答えに合わせて追加質問をして深掘りするインタビュー方法です。自由な話も引き出しやすいのが特徴です。)
- 結論と意義:
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研究は、地方では「
」が、人を呼び込み、地域の人と来訪者をつなぎ、場所づくりの中心になり得ると結論づけます。今回の事例では日本酒がその役割を担い、新潟の外から来た人も含めて人を集め、会話の内容や交流の形を作っていました。イベントが大きくなるにつれて、地域の人と来訪者が一緒に交流の場を作る性格が強まり、繰り返し参加する人が増えることで、それがさらに強まっていったと考えられます。地域資源 ( その地域ならではの強みになるものです。特産品や食、文化、自然、技術などが含まれ、観光や地域活性化の材料になります。)
また、地域資源を通じた交流について、重要な点が2つ示されました。
1つ目は、この交流が職場のような「毎日のやり取り」よりも、イベントという「非日常」の短い交流だということです。会話の話題は日本酒に強く集中し、仕事の目標を一緒に達成するためのやり取りではありません。そのため酒蔵スタッフには、態度や会話技術以上に、日本酒やその文化を説明できる「知識」が特に大切だと示されました。
2つ目は、会話のスタイル(試飲を出しながらの短いやり取り、行列ができやすいこと)が、海外来訪者への言語の使い方にも影響している可能性があることです。このイベントでは、海外来訪者にも英語へ切り替えるより、日本人来訪者と同じ進め方を保つ傾向がありました。
これらを整理することで、この研究は、地方のイベントを、職場中心の考え方だけでは説明できない異文化コミュニケーションの重要な場として位置づけました。
- 今後の展望:
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研究者は、地方の異文化コミュニケーションをもっと理解するために、日本酒以外の
や、別の形のイベントでも調べるべきだと提案しています。交流の特徴は、場所(地方か大都市か)や、出会い方(毎日か、たまたまか)によって変わる可能性が高いからです。地域資源 ( その地域ならではの強みになるものです。特産品や食、文化、自然、技術などが含まれ、観光や地域活性化の材料になります。)
また「にいがた酒の陣」では、来訪者が試飲しながら話すことが、会話内容や話すタイミングに影響している点が重要だとされます。別の資源なら、違うタイプの出会いが起こるかもしれません。
さらに同じ日本酒でも、酒蔵ツアーのように20〜30分かけて説明する場では、海外来訪者に英語を使うのが一般的だとされています。つまり、同じ資源でも交流の設計によって、言語やコミュニケーションのしかたが変わる可能性があります。地域を元気にする観光(コミュニティ主体の観光)が注目される中で、日本酒を生かすためにも、こうした交流の理解を深める必要があると述べています。
- 何のために?:
-
日本の地方では、人がへる心配があります。
町が元気をなくすこともあります。
そこで、人が集まる工夫 が大切です。
でも地方は、見つけてもらいにくいです。
東京や京都ほど有名ではないからです。
だから町の人は、力を合わせます。
食べものや文化の良 さを使います。
そして、お祭りのようなイベントをします。
研究者は、それを「みんなで作る場」と見ます。
町の人と来た人が、一緒 に作る場です。
その場にどんな意味があるか調べました。
会話にどんなとくちょうがあるかも見ました。
例 として、新潟の日本酒イベントをえらびました。
名前は「にいがた酒の陣 」です。
日本酒をきっかけの会話を調べました。
- 何が分かったの?:
-
話を聞くと、このイベントは大事でした。
にとって、いろいろな意味がありました。酒蔵 ( 日本酒を作る会社や建物 のことです。本文ではイベントにブースを出し来た人と話して商品をよくする役目として出てきます。だれが話しているのかを理解 するために大事な言葉です。)
酒蔵 は、日本酒を作るところです。
まず、 の大事な仕事だから出る人が多いです。組合 ( 同じ仕事の人たちが集まって協力 する団体 のことです。本文では酒蔵 が組合の仕事としてイベントに参加 すると書かれています。なぜ参加 するのかを理解 するために大切です。)
新潟の日本酒を知ってもらう場でもあります。
町のためにがんばる場でもあります。
来た人と会って、話せる場でもあります。
前の日に、買う人と話して売る場にもなります。
来た人の声で、商品をよくすることもあります。
それは、ためしてみる場だと言えます。
作る人をつれて、声を聞く酒蔵 もありました。
同じ場所で、いろいろな酒をくらべられます。
だから、きそい合う場でもあるそうです。
酒蔵 の人は、つながりも大事だと見ていました。
飲むだけでなく、人と会うのも大事です。
毎年来る人は、また会える場になります。
友だちのような関係 を続 けられます。
新しい出会いも生まれます。
話は、味のしつもんが多いです。
お酒ができたわけも話します。
酒蔵 のれきしも話します。
作り方の話もよく出ます。
や、年によるちがいも話します。こうじ ( 米などにこうじ菌 をつけて発酵 を進める材料 のことです。日本酒作りで味や香 りに関 わり本文では作り方の話題として出てきます。日本酒がどうやってできるかを知るために大切です。)
2023年から、午前と午後で入れかえました。
人の数もへらしました。
そのため、話が長くなったそうです。
前は30秒から60秒ほどでした。
2024年は2分から3分ほどになりました。
海外から来る人は、あまり多くないです。
2023年と2024年は、さらに少なめでした。
酒蔵 の人は、あまり困 らないと言いました。
身ぶり手ぶりを使うことがあります。
英語 ができる人にたのむこともあります。
日本の人と、にた進め方で話すことが多いです。
- どうやったの?:
-
この研究は、ひとつの
例 をくわしく調べました。
調べたのは「にいがた酒の陣 」です。
を出すブース ( イベント会場の中のそれぞれの出店スペースのことです。本文では酒蔵 がブースを出して来た人と話す場所として出てきます。どこで会話が起きるかを理解 するために重要 です。) を、町の人の代表としました。酒蔵 ( 日本酒を作る会社や建物 のことです。本文ではイベントにブースを出し来た人と話して商品をよくする役目として出てきます。だれが話しているのかを理解 するために大事な言葉です。)
どんな場なのかを中心に見ました。
酒蔵 と来た人の会話も見ました。
海外の人との会話も見ました。
入れかえのルールのえいきょうも見ました。
は、データ ( 調べた結果 として集めた情報 のことです。本文ではインタビューで集めた答えがデータだと示 しています。結論 が何にもとづくかを知るために大切です。) 酒蔵 の人への です。インタビュー ( 人に質問 して話を聞き情報 を集める方法 です。本文では研究のデータとして酒蔵 の人に聞いたと書かれています。研究がどうやって結論 を出したかを理解 するために大事です。)
2023年に出た酒蔵 の人に聞きました。
10の酒蔵 から、13人が答えました。
1回の話は、だいたい60分です。
2023年12月と、2024年1月と3月にしました。
なぜ出るのかを聞きました。
来た人に何を気をつけるかも聞きました。
もらった意見をどう使うかも聞きました。
の組合 ( 同じ仕事の人たちが集まって協力 する団体 のことです。本文では酒蔵 が組合の仕事としてイベントに参加 すると書かれています。なぜ参加 するのかを理解 するために大切です。) もアンケート ( たくさんの人に同じ質問 をして答えを集める調べ方です。本文では組合のアンケートを参考 にしたとあります。インタビュー以外 の情報 も使ったことを知るために重要 です。) 参考 にしました。
- 研究のまとめ:
-
地方では、町の
宝 が人をよべます。
町の人と、来た人をつなげます。
そして、集まる場の中心になれます。
今回の町の宝 は、日本酒でした。
日本酒が人を集め、会話も生みました。
イベントが大きくなると、一緒 に作る力が強まります。
何回も来る人がふえると、もっと強まります。
大事な点は、2つあります。
1つ目は、毎日の会話とはちがうことです。
イベントは、いつもとちがう短い出会いです。
話は、日本酒のことに集まりやすいです。
仕事を一緒 に進める話とはちがいます。
だから の人には、知っていることが大切です。酒蔵 ( 日本酒を作る会社や建物 のことです。本文ではイベントにブースを出し来た人と話して商品をよくする役目として出てきます。だれが話しているのかを理解 するために大事な言葉です。)
日本酒や文化を、わかりやすく話す力です。
2つ目は、話し方が言葉の使い方に関係 する点です。
しながら、短く話すことが多いです。試飲 ( お店やイベントで少しだけ飲んで味をたしかめることです。本文では短い会話になりやすい場面として出てきます。なぜ話が短くなったり話し方が変 わったりするかを理解 するのに重要 です。)
行れつもできやすいです。
そのため、英語 にすぐ変 えにくいことがあります。
海外の人にも、同じ進め方をしやすいです。
この研究は、地方イベントの大切さを示 しました。
職場 の考え方だけでは、説明 できないからです。
ちがう国の人との会話の場にもなるからです。
- これからどうする?:
-
研究者は、ほかの
宝 でも調べたいと言いました。
日本酒以外 でも、見てみるべきだと言います。
ちがうイベントの形も大事です。
場所がちがうと、出会い方も変 わるからです。
毎日会うのか、たまたま会うのかでも変 わります。
このイベントでは、飲みながら話します。
それが、話す中身やタイミングにえいきょうします。
ほかの宝 なら、ちがう出会いがあるかもしれません。
同じ日本酒でも、 ツアーは話が長いです。酒蔵 ( 日本酒を作る会社や建物 のことです。本文ではイベントにブースを出し来た人と話して商品をよくする役目として出てきます。だれが話しているのかを理解 するために大事な言葉です。)
20分から30分ほど説明 することもあります。
そのときは、英語 を使うことが多いそうです。
つまり、作り方しだいで会話は変 わります。
町を元気にする観光 が、今注目されています。
日本酒を生かすためにも、理解 を深める必要 があります。
- 著者名:
- Yamada Yoko, Kishi Yasuyuki, Lee Gunyung
- 掲載誌名:
- 新潟大学経済論集
- 巻:
- 118
- ページ:
- 53 - 66
- 発行日:
- 2025-03
- 新潟大学学術リポジトリリンク:
- http://hdl.handle.net/10191/0002001491
