論文詳細

自然科学系 工学部 #学術雑誌論文

Extension of scattering power decomposition to dual-polarization data for tropical forest monitoring

AI解説:
熱帯林の保全は、森林が温室効果ガスを吸収・貯蔵できることから、気候変動の緩和策として重要視されている。一方で近年数十年の間にも、ブラジル、コンゴ民主共和国、インドネシアなどの地域では依然として大規模な森林減少が続いている。本論文は、熱帯では雨季に雲が持続的にかかるため、光学リモートセンシングでは森林減少や森林劣化を適時(「early warning」)に検知することが特に難しいと述べる。Synthetic aperture radar(SAR)は雲の下でも観測でき、JJ-FAST(PALSAR-2 dual-pol HH/HV、50 m、約1.5か月更新)やRADD(Sentinel-1 VV/VH、10 m、6–12日更新)といった運用システムがすでに高頻度のアラートを提供しているが、これらは主として各偏波を別々に解析しており、偏波間の関係を活用していない。これに対し、quad-polarization POLSARはモデルベースの散乱電力分解(例:six-component scattering power decomposition、6SD)を可能にし、森林減少検知で高い性能が示されているものの、quad-polの取得モードではswath coverageが不十分という制約がある。今後、dual-polarizationの広swathデータ(例:PALSAR-3 dual-pol Stripmap)が豊富に利用可能になることを踏まえ、本論文の目的は、POLSARの散乱電力分解の概念をdual-polarization SARへ拡張し、熱帯林モニタリングの精度向上を図ることである。著者らは、この拡張が森林マッピングおよび森林減少検知を6SDに匹敵する性能で支えられるか、また一般的なdual-pol vegetation indicesより改善するかを評価することを目指す。
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著者名:
Sugimoto Ryu, Nakamura Ryosuke, Tsutsumi Chiaki, Yamaguchi Yoshio
掲載誌名:
Remote Sensing
巻:
15
号:
3
ページ:
839
発行日:
2023-02-02
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