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人文社会科学系 法学部 #紀要論文

Dignity in International Human Rights Law : from the perspective of economic, social and cultural rights

AI解説:
本稿は、「人間の尊厳(human dignity)」という概念が、経済的・社会的・文化的権利(economic, social and cultural rights: ESC rights)を通して見たとき、国際人権法の中でどのように機能しているのかを検討する。尊厳は主要な国際文書(とりわけ世界人権宣言(UDHR)、ならびに自由権規約(ICCPR)と社会権規約(ICESCR))で広く言及されている一方で、実務的な法的議論では、しばしば生存権や自己決定権に結び付く論点、特に終末期の文脈に論点が狭められがちである、という観察から出発する。これに対し著者は、ESC rightsへの一定の介入も人々の生活に深刻な影響を及ぼし得る以上、人間の尊厳を脅かし得ると論じる。そこで本稿は、尊厳の「物的な射程(material scope)」を(少なくとも一部の)ESC-rightsの文脈にまで広げることを目的とし、その例として社会保障への権利(right to social security)と住居への権利(right to housing)を取り上げる。第二の目的として、こうした国際的展開を日本の法と実務に照らして検証する。すなわち、ESC rightsが日本の裁判所で執行可能な「人権」として扱われているのかを問い、裁判所がこれらの権利を主として立法裁量の問題として扱うとき、何が「排除(excluded)」されるのかを検討する。
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著者名:
Watanabe Yutaka
掲載誌名:
法政理論
巻:
57
号:
3
ページ:
345 - 373
発行日:
2025-03
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