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医歯学系 大学院医歯学総合研究科(医) #学位論文

術後急性痛に対する抑肝散の鎮痛効果とセロトニン神経系の関与 : モデルマウスによる検討

AI解説:
本論文は、術後疼痛を効果的にコントロールする必要性を扱う。というのも、管理不十分や不適切なオピオイド処方が、オピオイド依存やせん妄に一部寄与しうるためである。著者らはセロトニン作動性(serotonergic)システムに着目し、セロトニン(5-HT)は受容体サブタイプと解剖学的部位によって鎮痛にも痛覚過敏(hyperalgesia)にもなり得ること、また損傷に伴うセロトニン(5-HT)の変化が局所組織の影響を超えてどのように広がるのかについては議論が続いていることを指摘する。抑肝散(Yokukansan: YKS; TJ-54)は、睡眠問題や認知症における行動症状などに臨床使用される漢方薬であり、5-HT1Aアゴニスト関連作用や5-HT2A受容体発現の抑制を含むセロトニン作動性機序、ならびにグルタミン酸作動性興奮性(glutamatergic excitability)への作用を持つと報告されている。YKSは神経障害性疼痛に有用である可能性が示唆され、臨床では周術期の抗不安効果も示されている一方、急性の術後疼痛に対する作用は直接検討されていなかった。そこで本研究は、マウス足底切開(plantar incision)モデルにおいて経口投与したYKSが急性術後疼痛を軽減するかを検証し、観察される鎮痛効果にセロトニン作動性機序—とくに脊髄の5-HT1A受容体および下行性抑制経路—が関与するかを調べることを目的とした。
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著者名:
栗田 秀一郎
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