論文詳細

医歯学系 大学院医歯学総合研究科(医) #学位論文

ダサチニブとケルセチンは老化細胞除去剤として、代謝機能障害関連脂肪性肝疾患メダカモデルにおいて脂肪沈着の改善、抗線維化効果を示す

AI解説:
Metabolic dysfunction-associated steatotic liver disease(MASLD)は慢性肝疾患の原因として非常に頻度が高く、肝硬変、肝不全、肝細胞癌へと進行し得る。生活習慣や代謝リスクの管理にもかかわらず、著者らは、疾患を十分に制御できる有効な治療法は依然として不十分だと主張している。本論文は、MASLDの病態生理を細胞老化(cellular senescence)およびsenescence-associated secretory phenotype(SASP)と結び付け、SASPが炎症促進性および線維化促進性のメディエーターを介して肝の微小環境を作り替え、肝炎や線維化の進行に寄与し得るという観点から介入の動機を示している。こうした背景のもと、本研究は、senolytic薬であるdasatinibとquercetinにより老化細胞を除去することで、メダカ(Oryzias latipes)の高脂肪食(HFD)モデルにおけるMASLD関連の表現型が改善するかどうかを検証することを目的とした。著者らはまた、老化マーカー(p21、γH2AX、LMNB1)、組織学的な脂肪沈着と炎症、線維化および脂質関連遺伝子の発現、ならびに肝内マクロファージマーカー(CD68、Ym1)を調べることで、機序に関わるシグナルも探索した。
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著者名:
弥久保 俊太
発行日:
2025-03-24
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