論文詳細

自然科学系 農学部 #学術雑誌論文

Genetic engineering of nitrite reductase gene improves uptake and assimilation of nitrogen dioxide by Rhaphiolepis umbellata (Thunb.) Makino

AI解説:
二酸化窒素(NO2)は、オゾンを含む光酸化物(photooxidants)が大気中の光化学反応によって生成される過程に寄与する、主要な都市大気汚染物質として位置づけられている。本論文は、植物が気孔(stomata)を通じてNO2を吸収し、その窒素を一次硝酸同化経路(primary nitrate assimilation pathway)により有機化合物へ取り込める、という前提に基づく。この経路では、フェレドキシン依存性亜硝酸還元酵素(ferredoxin-dependent nitrite reductase:NiR)が葉緑体内で亜硝酸をアンモニアへ還元する反応を触媒するため、吸収したNO2を同化窒素へ変換する際の律速段階となり得ると考えられる。これまでにArabidopsis thalianaでは、外来NiR遺伝子(nii)を導入して発現させるとNO2同化能が増加し得ること(既報では1.4倍)が示されていた。著者らのより大きな目標は、改良されたファイトレメディエーション資源の開発であり、日本の道路沿いに植栽される木本樹種に焦点を当てている。先行して、Rhaphiolepis umbellataに対してパーティクルボンバードメントに基づく形質転換を試みたが、再生個体が馴化(acclimatization)中に理由不明で枯死した。そこで本研究では、(i)ArabidopsisのNiR cDNA(Atnii)を搭載したR. umbellataのAgrobacterium媒介形質転換系を確立すること、(ii)トランスジーン発現が形質転換植物におけるNO2の取り込みと同化を改善するかを検証すること、を目的とした。
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著者名:
Shigeto Jun, Yoshihara Sanae, Adam Suaad E.H., Sueyoshi Kuni, Sakamoto Atsushi, Morikawa Hiromichi, Takahashi Misa
掲載誌名:
Plant biotechnology
巻:
23
号:
1
ページ:
111 - 116
発行日:
2006-03
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