論文詳細

医歯学系 大学院医歯学総合研究科(歯) #紀要論文

化粧品による接触性口唇炎および皮膚炎と考えられた1例

AI解説:
口唇は皮膚と粘膜の移行部であり、角化層が非常に薄く、皮脂腺を欠くため、外的環境からの防御が弱い敏感な部位です。このため、さまざまな原因によって口唇炎が生じやすいですが、その具体的な原因が解明されず、保湿剤や副腎皮質ステロイド外用薬で対症療法のみが行われることが多いです。今回の研究では、化粧品が原因と考えられる接触性口唇炎および皮膚炎の症例を報告し、原因物質の特定と対処方法について検討することを目的としています。
AI解説を見る
著者名:
芳澤 享子, 船山 昭典, 三上 俊彦, 新美 奏恵, 小野 由起子, 齊藤 力
掲載誌名:
新潟歯学会雑誌
巻:
42
号:
2
ページ:
103 - 106
発行日:
2012-12
著者による要約:
私たちは化粧品が原因と思われた接触性口唇炎および皮膚炎の1例を経験したので報告する。患者は37 歳,女性で,口唇に掻痒感を伴う発赤,腫脹,小水疱を主訴に当科を初診した。初診時上下唇にびまん性の腫脹,発赤,接触痛を認め,その後上下赤唇縁とその周囲に多数の小水疱や頸部および前腕部に紅斑と丘疹が出現した。パッチテストで患者が使用していた化粧下地が陽性であり,その化粧品の使用を中止したところ症状は数日で改善した。
We report a case of contact cheilitis and dermatitis probably due to cosmetics. A 37-year-old female first visited because of itching and reddish swelling of her lips. After that, small blisters had been prominent on lips and erythema and papules appeared on neck and forearm. She showed a positive reaction to foundation which she had used in patch testing. She stopped using this cosmetic then, her cheilitis improved within several days.
新潟大学学術リポジトリリンク: