論文詳細
医歯学系
大学院医歯学総合研究科(歯)
#紀要論文
新潟大学医歯学総合病院歯科麻酔科診療室における平成23 年の外来患者の臨床統計的観察
- AI解説:
- 本論文は、平成2年に設置された歯科麻酔科診療室における診療内容と患者の受診動向の変化を20年後の平成23年のデータと比較し、将来的な診療方針を検討することを目的としています。特に、全身管理症例や神経疾患患者の増加、そして社会的なニーズの変化に注目しています。
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医歯学系
大学院医歯学総合研究科(歯)
#紀要論文
新潟大学医歯学総合病院歯科麻酔科診療室における平成23 年の外来患者の臨床統計的観察
AI解説
- 背景と目的:
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本論文は、平成2年に設置された歯科麻酔科診療室における診療内容と患者の受診動向の変化を20年後の平成23年のデータと比較し、将来的な診療方針を検討することを目的としています。特に、全身管理症例や神経疾患患者の増加、そして社会的なニーズの変化に注目しています。
- 主要な発見:
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平成23年の新患数は247名で、特に女性と高齢者の割合が高いことが明らかになりました。受診理由としては、歯科治療時の麻酔管理依頼が最も多く、次いで神経疾患の治療希望が続いています。精神鎮静法の施行が増加し、特に静脈内鎮静法の利用が増えた一方で、吸入鎮静法は減少していることが分かりました。また、神経疾患患者への対応としては、三叉神経障害や非定型顔面痛などが増加していることが示されました。
- 方法論:
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平成23年1月1日から12月31日に初診を受けた患者を対象に、診療録や患者台帳を用いて詳細なデータを収集しました。平成2年からの診療延べ数については、医事課が作成した資料を利用しました。調査項目には、患者の年齢や性別、住所、紹介元、受診理由などが含まれ、特に痛みや知覚障害を訴える患者については、その内訳を詳細に分析しました。また、平成2年度との比較も行いました。
- 結論と意義:
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本論文の結論として、歯科麻酔科診療室の診療内容と患者のニーズが平成2年度から大きく変化していることが示されました。全身管理症例や精神鎮静法の利用が増加しており、特に静脈内鎮静法が主流となっています。神経疾患患者についても、MRIを用いた高度な診断技術や外科的治療法の導入により、より専門的な対応が可能となっています。これにより、将来的には外来全身麻酔の実施や慢性痛治療の専門化が必要となることが示唆されています。
- 今後の展望:
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今後、歯科麻酔科診療室はさらに専門的かつ高度な診療を提供するための新しい診療システムを構築する必要があります。特に、慢性痛や神経疾患の増加に対応するための医療体制の整備が求められます。また、新潟大学における新診療棟の完成に伴い、医科と歯科の連携を強化し、患者にとってより良い医療サービスを提供できる体制を整えることが期待されます。
- 背景と目的:
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この研究は、平成2年に設置された歯科麻酔科診療室の診療内容と患者の受診傾向の変化を、20年後の平成23年のデータと比較することを目的としています。特に全身管理が必要な患者や神経疾患の患者の増加、そして社会的なニーズの変化に焦点を当てています。
- 主要な発見:
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平成23年の新しい患者数は247人で、特に女性と高齢者が多いことが分かりました。受診理由の多くは、歯科治療時の麻酔管理の依頼で、次に神経疾患の治療希望が続きます。
の使用が増えており、特に精神鎮静法 ( 患者の精神的な緊張や不安を和らげるために行う方法です。薬を使ってリラックスさせたり、軽い眠りに誘ったりします。) が多く使われるようになった一方で、静脈内鎮静法 ( 静脈から薬を投与して、患者をリラックスさせたり、眠らせたりする方法です。迅速に効果が現れやすくコントロールしやすいです。) は減少しています。また、吸入鎮静法 ( 気体の薬を吸入することで、患者をリラックスさせたり、軽い眠りに誘ったりする方法です。) や三叉神経障害 ( 顔の痛みや感覚の異常を引き起こす神経の障害です。) など、神経疾患患者が増えていることが明らかになりました。非定型顔面痛 ( 特定の原因がはっきりしない顔の痛みです。)
- 方法論:
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平成23年1月1日から12月31日までの新患を対象に、診療記録や患者台帳を用いて詳細なデータを収集しました。平成2年からのデータについては、医事課が作成した資料を利用しました。調査項目には、患者の年齢や性別、住所、紹介元、受診理由などが含まれます。特に痛みや知覚障害を訴える患者については、その内訳を詳細に分析しました。また、平成2年度のデータと比較も行いました。
- 結論と意義:
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歯科麻酔科診療室の診療内容と患者のニーズが平成2年度から大きく変わっていることが示されました。全身管理が必要な患者や
の使用が増加しており、特に精神鎮静法 ( 患者の精神的な緊張や不安を和らげるために行う方法です。薬を使ってリラックスさせたり、軽い眠りに誘ったりします。) が主流となっています。神経疾患患者についても、静脈内鎮静法 ( 静脈から薬を投与して、患者をリラックスさせたり、眠らせたりする方法です。迅速に効果が現れやすくコントロールしやすいです。) を使った高度な診断技術や外科的治療法の導入により、より専門的な対応が可能となっています。これからは外来全身麻酔の実施や慢性痛治療の専門化が必要になると示唆されています。MRI ( 磁気を使って体の内部の画像を撮る技術で、詳しい診断が可能です。)
- 今後の展望:
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今後、歯科麻酔科診療室はさらに専門的で高度な診療を提供するため、新しい診療システムを構築する必要があります。特に慢性痛や神経疾患の増加に対応するため、医療体制の整備が求められます。また、新潟大学に新しい診療棟が完成することで、医科と歯科の連携を強化し、患者にとってより良い医療サービスを提供できる体制を整えることが期待されます。
- 何のために?:
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この研究は、平成2年にできた
歯科 麻酔科 の診療 内容 と患者 さんの変化 を調べます。平成23年のデータと比 べます。特 に全身管理 が必要 な人や神経 の病気の人が増 えたことに注目します。
- 何が分かったの?:
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平成23年には、新しい
患者 さんが247人いました。特 に女性 とお年寄 りが多かったです。多くの人が麻酔 の管理 をお願 いしました。神経 の病気の治療 を希望 する人もいました。精神 を落ち着ける方法 は増 えています。 が多く使われていますが、静脈 内鎮静 法 ( 薬を静脈 に注射 して、リラックスさせたり眠 らせたりする方法 。主に歯科治療 の際 に使われる。) は吸入 鎮静 法 ( ガスを吸入 することでリラックスさせる方法 。歯科治療 の際 に使われるが、最近 はあまり使われていない。) 減 っています。 や顔の三叉 神経 障害 ( 顔面に痛 みや感覚 異常 を引き起こす神経 の病気。歯科治療 でも関連 していることがある。) 痛 みなどの神経 の病気の人も増 えています。
- どうやったの?:
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平成23年1月1日から12月31日までの新しい
患者 さんについて調べました。診療 記録 や患者 のデータを使いました。平成2年のデータも使いました。調べた内容 は、患者 さんの年齢 や性別 、住所、紹介 元、受診 理由などです。特 に痛 みや知覚 障害 を訴 える人について詳 しく調べました。
- 研究のまとめ:
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歯科 麻酔科 の診療 内容 と患者 さんのニーズが大きく変 わりました。全身管理 が必要 な人や精神 を落ち着ける方法 を使う人が増 えています。特 に が主流です。静脈 内鎮静 法 ( 薬を静脈 に注射 して、リラックスさせたり眠 らせたりする方法 。主に歯科治療 の際 に使われる。) 神経 の病気の患者 さんには、 やMRI ( 強力な磁場 とラジオ波を使用して体の内部の画像 を作る医療機器 。神経 や病変 を詳 しく調べる時に使われる。) を使った高度な外科 的 治療 法 ( 手術 を使った治療 方法 。歯科でも神経 の問題を解決 するために使われる。) 診断 ができます。これからは外来 や全身 麻酔 ( 薬を使って全身を一時的 に無感覚 にする方法 。手術 や大きな治療 の時に使われる。) の慢性 痛 ( 長期間続 く痛 みのこと。治療 が必要 な場合が多い。) 治療 がもっと必要 になります。
- これからどうする?:
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歯科 麻酔科 はもっと専門的 で高度な診療 を提供 するために、新しいシステムを作る必要 があります。特 に や慢性 痛 ( 長期間続 く痛 みのこと。治療 が必要 な場合が多い。) 神経 の病気に対応 する医療 体制 が求 められます。新潟大学に新しい診療 棟 ができることで、医科と歯科がもっと協力 して、患者 さんに良 い医療 を提供 できるようになります。
- 著者名:
- 山崎 麻衣子, 照光 真, 田中 裕, 弦巻 立, 倉田 行伸, 金丸 博子, 吉川 博之, 小玉 由記, 瀬尾 憲司
- 掲載誌名:
- 新潟歯学会雑誌
- 巻:
- 42
- 号:
- 2
- ページ:
- 107 - 111
- 発行日:
- 2012-12
- 著者による要約:
- (目的)新潟大学医歯学総合病院歯科麻酔科診療室における平成2年度と平成23 年の患者内訳と診療詳細を比較・分析し,今後の当科の診療のあり方について検討を行った。(方法)平成23 年1月から12 月末までに新潟大学医歯学総合病院歯科麻酔科診療室を初診した患者の患者数や主訴などについて歯科麻酔科診療室の患者台帳と診療記録をもとに調査し,さらに平成2年から現在までの患者数に関しては医事課作成の外来患者数の資料をもとに調査し,検討を行った。(結果)平成23 年の新患数は247 人(平成2年の約2倍)であり,のべ診療数は2617 回(5.4 倍)にまで増加した。この中で歯科治療の全身管理を依頼して受診した患者は138 名と最も多く全体の54%を,次いで痛み疾患と知覚障害を訴えて来院した患者は87 名であり35%を占めていた。(結論)精神鎮静法を希望する患者および,他院では診断されなかったまたは治療されない不定愁訴を含む神経障害などを訴えて受診する患者が増加していた。高齢化社会と有病者の増加傾向を背景に,これらの充実化が当診療科へ求められていることであると考えられる。
[Background] Over 20 years have passed since the division of dental anesthesia at Niigata University Medical and Dental Hospital was established in 1990. Because dental and medical sciences have progressed during this period, we need to determine the current outward patients
- 新潟大学学術リポジトリリンク:
- http://hdl.handle.net/10191/50514
