論文詳細

人文社会科学系 教育学部 #紀要論文

理科教育のための話題 : ちょっと変わった水圧の実験

AI解説:
この研究では、中学校の理科の先生が提案(ていあん)した実験(じっけん)を大学で行いました。受けたのは、理科の先生になりたい大学生(やく)80名です。伊藤先生は、(おぼ)えるだけの勉強がわかることの邪魔(じゃま)になると考えました。だから、学生同士(どうし)で話し合って学ぶことを大事にしました。(とく)に、圧力(あつりょく)(物体が他の物体に()()ける力のことです。(たと)えば、水の中に(もぐ)ると耳に感じる圧力(あつりょく)が強くなります。物の重さや力がどれくらい他の物に影響(えいきょう)(あた)えるかを(しめ)重要(じゅうよう)概念(がいねん)です。)密度(みつど)(物質(ぶっしつ)がどれくらい()まっているかを(しめ)(あたい)です。(たと)えば、鉄は密度(みつど)が高く、スポンジは密度(みつど)(ひく)いと言えます。密度(みつど)が高い物質(ぶっしつ)は重く、(ひく)物質(ぶっしつ)は軽い傾向(けいこう)があります。)について深く理解(りかい)することを目指しました。
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著者名:
伊藤 克美, 八木 洋文
掲載誌名:
新潟大学教育学部研究紀要 自然科学編
巻:
8
号:
2
ページ:
77 - 85
発行日:
2016-03
著者による要約:
水圧観察器を水面下に沈めて,深くなるほど「凹み」が深くなることの観察は良く行われている.今回は,水面上に水の柱を作り,そこに水圧観察器を入れることで,水面上の水圧を観察する.実際に,講義で取り上げたときの学生の意見,また,その分布を報告する.また,これらの実験をもとに,流体の作る圧力を考えることによって,学生の理解が難しいとされる,密度,圧力などについて理論的考察をしてみた.浮力,トリチェリの真空などが周辺の話題としてあり,興味深いものと考える.
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