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人文社会科学系 経済科学部 #紀要論文

中国の本源的蓄積過程 : 「単位」システム再考

AI解説:
本論文は、中国における賃金労働者の創出とその背後にある制度的変化を、中国独自の「単位」(ダンウェイ)システムの解体という視点から分析することを目的としています。「単位」システムは中国共産党の戦時体制から発展し、中国の封建的かつ近代的な制度として機能してきました。このシステムは、企業や学校、政府機関などの職場組織を通じて個人を強制的に従属させる仕組みでしたが、1980年代以降の市場経済化改革に伴い、このシステムは徐々に空洞化し、最終的には個人が市場に参入する「二重の意味で自由な」賃金労働者として解放される過程を描いています。
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著者名:
溝口 由己
掲載誌名:
新潟大学経済論集
巻:
104
ページ:
59 - 75
発行日:
2018-03
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