論文詳細

人文学部 人文社会科学系 #紀要論文

ユダヤ植民協会『移民情報局年次活動報告書』(1908・09年)にみる帝政ロシアのユダヤ移民

AI解説:
およそ100年前、ロシア帝国には世界の約半数にあたるユダヤ人が居住していました。19世紀末から20世紀初頭にかけて、多くのロシア・ユダヤ人が国外に移民したことはよく知られています。本稿の目的は、ロシアのユダヤ植民協会中央委員会の下部組織である移民情報局が発行した『移民情報局年次活動報告書』を利用して、20世紀初頭に移民したロシア・ユダヤ人を分析することにあります。この史料を通じて、ロシア・ユダヤ人がどのような背景や理由で移民したのかを明らかにし、特に市井の人々の移民動向を探ることを目指しています。
AI解説を見る
著者名:
中谷 昌弘
掲載誌名:
新潟大学言語文化研究
巻:
21
ページ:
41 - 54
発行日:
2016-10
新潟大学学術リポジトリリンク: