論文詳細

人文社会科学系 人文学部 #紀要論文

The Discourse Particle So at Anchor Position in the American Television Drama Friends : Adumbrating a Teleological Conversation

AI解説:
本論文は、談話標識(discourse particles)を、聞き手の解釈を導くために「発話をそれまでの会話とどう結びつけるべきか」を示す、頻出で相互行為上重要な要素として扱う。この広い領域の中で、対象を狭く定め、「アンカー位置(anchor position)」に現れる談話標識 “so” という現象に焦点を当てる。アンカー位置とは、会話の開始連鎖(例:呼びかけ、挨拶、名乗り/同定、「元気?」など)から、会話本体の最初の発話へ移る移行点として定義される。アンカー位置は、1つの相互行為につき一度しか現れず、しばしば「会話の理由(the reason for the talk)」を導入する最初の機会になるため、構造的に特別な位置だとされる。著者の中心主張は、“so” はアンカー位置に、特定の相互行為条件のもとでのみ現れるというものである。すなわち、会話の開始者が、単なる親和的な「雑談(chitchat)」ではなく、目的志向(teleological)の理由でその出会いを開始している場合である。自然に録音された対面会話の開始場面は、倫理的・法的に入手が難しいと論じられるため、本研究は脚本付きのテレビドラマの対話(“Friends”)を代理データとして用い、そこから得られる主張は暫定的なものだと明示する。
AI解説を見る
著者名:
O’Neal George
掲載誌名:
新潟大学言語文化研究
巻:
16
ページ:
61 - 89
発行日:
2011-07
新潟大学学術リポジトリリンク: