論文詳細

自然科学系 農学部 #紀要論文

根分法によるダイズ根粒超着生変異株の茎葉部から地下部への窒素の再循環

AI解説:
ダイズ(*Glycine max* (L.) Merr.)は、タンパク質に富む種子を形成するために多量の窒素(N)投入を必要とする。ダイズは、根粒菌(rhizobia)と形成する根粒での共生的なN2固定によりNを獲得できる一方、畑地では一般に硝酸塩として土壌中のNも吸収する。古くからの問題として、硝酸塩は根粒形成、根粒の成長、および窒素固定活性を強く阻害することが知られており、この阻害は、分割根(split-root)研究で観察される局所的効果と全身的効果の双方を通じて生じる。これまでに多くの機構(例:光合成産物の供給低下、O2拡散の変化、あるいはN代謝物を介した地上部由来のフィードバック)が提案されてきたが、決定的な説明は得られていない。過剰根粒形成(hypernodulation)変異系統(例:NOD1-3、NOD2-4、NOD3-7)は、野生型品種よりもはるかに多くの根粒を形成し、硝酸塩に対する部分的な耐性も示すため、候補機構を検証するための有用な遺伝学的システムとなる。本論文は、15N標識硝酸塩を用いた分割根実験により、地上部から地下部器官へ戻る「硝酸塩由来Nの再循環」が、過剰根粒形成変異体と野生型親系統Williamsで異なるかどうかを評価することを目的とした。
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著者名:
Ohyama Takuji, Ueno Manabu, Ono Yuki, Ohtake Norikuni, Sueyoshi Kuni, Sato Takashi, Tanabata Sayuri
掲載誌名:
新潟大学農学部研究報告
巻:
70
ページ:
1 - 8
発行日:
2018-02
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