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自然科学系 農学部 #紀要論文

生協と農産物・食品の安全 : 日本の経験と教訓を焦点に

AI解説:
本論文は、中国における農産食品(agro-food)の安全問題が長期にわたり解決されていないことを問題意識の出発点とし、これが農産食品の生産者に対する社会的な不信の拡大と、消費者の強い不安感を生んでいると著者らは論じる。中国が世界の農業市場との関わりを強めるにつれ、中国産農産物の安全性はますます重要な意味を持つようになり、国際的な安全基準により速やかに整合させ、food-safety assurance(食品安全の保証)をよりグローバルな観点で進めるよう求める圧力が高まっている、と位置づけられる。こうした文脈のもとで本論文は、政府、生産者、流通業者、消費者を含む利害関係者の相互作用と相互監視を強めることで信頼を回復するうえで、consumer cooperatives(消費者協同組合)が重要になり得る社会的組織形態だと捉える。同時に著者らは、先行研究に見解の対立があることも指摘する。すなわち、現代中国には消費者協同組合を設立する条件が欠けているとする研究者がいる一方で、海外で成熟した経験は中国の国情に合わせて適用できるとする立場もある。そこで本論文は、(1)中国のagro-food system(農産食品システム)とfood-safety governance structure(食品安全ガバナンス構造)を明確化すること、(2)日本の消費者協同組合の発展と食品安全管理における役割を2つの事例研究で分析すること、(3)その分析に基づき中国の消費者協同組合の発展に向けた提言を行うこと、の3点を目的として設定する。
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著者名:
Lyu Zhixuan, Kiminami Lily
掲載誌名:
新潟大学農学部研究報告
巻:
69
ページ:
1 - 6
発行日:
2017-02
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