論文詳細

自然科学系 農学部 #紀要論文

ダイズの種子収量、元素集積、貯蔵タンパク組成に対するリン供給量の影響

AI解説:
リン(P)は、窒素(N)やカリウムと並ぶ高等植物に必須の多量栄養素とされ、吸収後の生理学的挙動には特徴がある。すなわち、リン酸塩は強く酸化された形態のまま存在し、若い組織へ速やかに輸送され、エネルギーに富む化合物やエステル化合物に取り込まれる。著者らは、Pの獲得と植物体内での分配は、溶液pH、イオンバランス、植物の栄養状態、生育段階といった要因に影響されやすいと述べている。先行研究では、N欠乏条件の非着生(non-nodulating)ダイズが、無機成分組成(特にNとP)が変化した成熟種子を生産し、主要な貯蔵タンパク質であるβ-conglycininのβ-subunitが欠失する、または強く減少することが報告されていた。種子中のPは主としてphytateとして貯蔵され、しばしば種子全Pの50–80%を占めることから、本研究は、P栄養が種子N濃度および貯蔵タンパク質組成に影響しうると提案する。そこで本論文は、リン酸塩供給量の違いが、ダイズ種子の収量、種子の無機元素濃度(種子Pと種子Nの関係を含む)、および貯蔵タンパク質subunit組成を変化させるかどうかを、非着生(硝酸依存)と着生(N固定依存)の両方のダイズを用いて検証することを目的とした。
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著者名:
Ohtake Norikuni, Tanabata Sayuri I., Ikarashi Yae, Shiratori Yutaka, Honma Toshimitsu, Nagumo Yoshifumi, Takahashi Yoshihiko, Sueyoshi Kuni, Ohyama Takuji
掲載誌名:
新潟大学農学部研究報告
巻:
69
ページ:
25 - 31
発行日:
2017-02
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