論文詳細
自然科学系
農学部
#紀要論文
籾、玄米、籾殻、稲藁から調製した炭からの熱分解による水素生産
- AI解説:
- 本論文は、水素需要の増大と、従来型の水素製造法—とりわけ化石燃料の水蒸気改質—が多量のCO2排出を伴うという制約を背景としている。バイオマスガス化は、燃料ガスやsyngasを生成し、複数の下流用途に供し得る再生可能な代替手段として提示されている。しかし著者らは、バイオマスガス化の実用展開が、pyrolysis中のタール生成、およびその後のcharガス化が律速段階になり得ることによって制約されてきたと指摘する。こうした背景のもと、本研究はタール関連の問題を回避するために、(i) char生成のためのcarbonizationと、(ii) 得られたcharのsteam gasificationを分離する二段階システム設計に焦点を当てる。具体的目的は、籾付き米(unhulled rice; UR)、玄米(brown rice; BR)、籾殻(rice husk; RH)、稲わら(rice straw; RS)—日本で十分に利用されていない、あるいは廃棄され得る米由来資源を含む—を原料候補として評価し、それらのcharのsteam gasificationにより水素に富む「water gas」を生産できるかを検討することである。
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自然科学系
農学部
#紀要論文
籾、玄米、籾殻、稲藁から調製した炭からの熱分解による水素生産
AI解説
- 背景と目的:
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本論文は、水素需要の増大と、従来型の水素製造法—とりわけ化石燃料の水蒸気改質—が多量のCO2排出を伴うという制約を背景としている。バイオマスガス化は、燃料ガスやsyngasを生成し、複数の下流用途に供し得る再生可能な代替手段として提示されている。しかし著者らは、バイオマスガス化の実用展開が、pyrolysis中のタール生成、およびその後のcharガス化が律速段階になり得ることによって制約されてきたと指摘する。こうした背景のもと、本研究はタール関連の問題を回避するために、(i) char生成のためのcarbonizationと、(ii) 得られたcharのsteam gasificationを分離する二段階システム設計に焦点を当てる。具体的目的は、籾付き米(unhulled rice; UR)、玄米(brown rice; BR)、籾殻(rice husk; RH)、稲わら(rice straw; RS)—日本で十分に利用されていない、あるいは廃棄され得る米由来資源を含む—を原料候補として評価し、それらのcharのsteam gasificationにより水素に富む「water gas」を生産できるかを検討することである。
- 主要な発見:
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600°Cでのcarbonizationにより得られたcharの収率は米の組織によって異なり、RHが最も高く、BRが最も低かった。著者らはこの差をsilica含有量の違いに帰しており、報告された範囲はRHで19%–22%、RSで7%–10%、URで3%–5%、BRで0%–1%であった。ガス化プロファイルでは、RHおよびRSのsplit gas生成がURおよびBRよりも早く、かつ鋭いピークを示し(RH/RSは75 minで最大、UR/BRは90 minで最大)、RHおよびRSのcharに含まれるsilica化合物がガス化を加速する可能性が示唆された。一方で、この触媒的効果が示唆されるにもかかわらず、RHおよびRSのcharからの総ガス生成量はURおよびBRより少なく、これはRH/RSのcharが炭素含量が低く無機物が多いことと整合的であった。報告されたガス収率は、RH charが4,700 m3/t、RS charが3,400 m3/t、UR charが5,000 m3/t、BR charが5,800 m3/tであった。ガス組成比は概ねH2/CO ≈ 4、CO/CO2 ≈ 1であったが、RSは相対的にH2/COが低くCO/CO2が高かった。著者らはこれを、Boudouard反応によるCO2消費がRSでは他の組織(約30%)より大きく(約半分)、そのためであると解釈した。ガス化温度の上昇はガス収率を増加させ、組成をCO増加・CO2低下の方向へシフトさせたが、これはBoudouard反応の加速と(発熱反応である)water-gas shift反応の抑制と整合的であった。高温ではtotal-gasのHHVsがchar 1 tあたり60 GJを超えた。steam供給量の増加は「適切な」範囲まではガス生成を増加させたが、過剰なsteamは反応速度を低下させ、著者らはその原因をreactorの冷却に求めた。最後に、測定された水素濃度は理論値を上回った。著者らは、空のreactorにsteamを供給した場合でも水素生成を観察し、この過剰分を水とreactor金属との反応に起因するとした。
- 方法論:
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日本(秋田)で入手したイネ(品種; akitacomachi)を乾燥し、稲わら(RS)と籾付き米(UR)に分離した。URはさらに籾摺りして玄米(BR)と籾殻(RH)を得た。charは円筒型の電気炉(長さ500 mm、直径80 mm)を用い、600°Cでcarbonizationして調製した。steam gasification実験では、電気炉内に設置したfixed-bed gasifierを用い、1回あたり30 gのcharを装填した。ガス化前に、gasifierとcycloneは空気を窒素に置換してpurgeした。目標とする最大温度に到達するまで30 min加熱した後、制御水ポンプによりsteamを導入した。標準のsteam供給は0.05 g/min/gで、ガス化温度は800℃、900℃、1,000℃とした。UR charについては、steam流量の影響を調べるため、900℃でsteam供給量を変化させ(0.05–0.15 g/min/gと報告され、別箇所では0.05–0.015 ml/min/gと記載)、試験した。生成ガスはcycloneを通ってgasholderへ導かれ、体積はgas meterで測定した。ガス組成は、activated carbonを用い、thermal conductivity detector付きガスクロマトグラフィーで決定した。著者らはガス組成と総体積からspecific heating values、higher heating values(HHVs)、total heating values、gas yield、および関連する性能指標を算出し、組成をwater-gas反応、water-gas shift反応、Boudouard反応の連成として解釈した。
- 結論と意義:
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本研究は、carbonizationの後に得られたcharをsteam gasificationする二段階プロセスにより、UR、BR、RH、RSから高収率の「clean water gas」を生産できると結論づけており、試験条件下で「tarやoilなどの副生成物なし」に生産したと明示的に報告している。4種類の米由来char全体として、著者らは(組織により)3,400–5,800 m3/t of charという大きなガス収率と、H2/CO ≈ 4およびCO/CO2 ≈ 1前後の組成比を強調し、高温ガス化ではtotal-gasのHHVsがchar 1 tあたり60 GJを超えるとしている。また、無機成分、特にRHおよびRSのsilicaに富む画分が、ガス化速度を速める可能性が高いと論じる一方で、これらの組織はchar中の炭素が少ないため総ガス量は小さくなるとも述べている。温度は速度と組成の双方を支配する主要因とされ、高温化はガス量とHHVを増加させ、COを増加させ、CO2を減少させるが、これはBoudouard反応の増強とwater-gas shift反応寄与の低下と整合的である。さらに著者らは重要な測定上の注意点として、実験で観測された水素レベルが理論値より高く、その一部はcharガス化だけでなくreactor金属を含む反応に由来する可能性があることを強調している。
- 今後の展望:
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本論文には将来課題に特化した節はないが、議論と不確実性の指摘を通じて複数の研究方向性が示唆される。第一に、空のreactorでsteamを用いた際にも過剰な水素生成が観察され、reactor金属との反応に起因するとされているため、charガス化に厳密に由来する水素を分離するには、reactor設計や材料選定の改善、または補正手順の導入が必要とみられる。第二に、RHおよびRSのcharにおけるsilica化合物の触媒的役割の示唆は、無機組成やchar形態がガス化速度論と生成物分布に与える影響のさらなる検討を促すものであり、特にBoudouard反応を介したCO2消費におけるRSの特徴的挙動を踏まえた検討が求められる。第三に、steam供給は適切な流量までは有益だが、過剰では冷却により不利となるという感度が報告されていることから、目標温度を維持しつつガス収率とHHVを最大化するため、より厳密な熱管理とsteam投入の運転最適化が必要であることが示される。
- 背景と目的:
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この研究は、水素をもっとたくさん作る必要がある一方で、今よく使われている水素の作り方(化石燃料を水蒸気で反応させる方法)はCO2を多く出してしまう、という問題を背景にしています。そこで、再生可能な資源であるバイオマス(植物由来の材料)から水素を作る方法として「バイオマスのガス化」に注目します。
しかし、バイオマスをそのままガス化すると、途中で (ねばねばした不要物)ができたり、炭(タール ( バイオマスを熱分解したときに出やすい、ねばねばした有機物の混合物です。配管の詰まりなど装置トラブルの原因になり、ガスの品質も下げます。) )のガス化が反応の遅い部分になったりして、実用化が難しくなることがあります。char ( バイオマスを加熱してできる炭素の多い固体(炭のようなもの)です。これをさらに反応させてガスを作る材料になります。)
そこで本研究では、タール問題を避けるために、まず原料を加熱してcharを作る工程( )と、そのcharを水蒸気でガス化する工程(carbonization ( バイオマスを加熱してcharを作る工程です。ガス化と分けることで、タール問題を減らす狙いがあります。) )を分けた「二段階」の仕組みを考えました。原料として、籾付き米、玄米、籾殻、稲わらといった米由来の資源を使い、水素が多い燃料ガス(steam gasification ( charに水蒸気を当てて反応させ、H2やCOなどのガスを作る方法です。水素を多く含むガスを作りやすい点が重要です。) )を作れるかを調べるのが目的です。water gas ( 主に水素H2と一酸化炭素COからなる燃料ガスです。燃料や化学原料として使えるため重要です。)
- 主要な発見:
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600℃で
を作ったところ、charのできやすさ(収率)は原料によって違い、籾殻が最も高く、玄米が最も低くなりました。この差は、原料に含まれるchar ( バイオマスを加熱してできる炭素の多い固体(炭のようなもの)です。これをさらに反応させてガスを作る材料になります。) (主に二酸化ケイ素)の量の違いと関係していると説明されています。シリカ ( 主に二酸化ケイ素のことです。籾殻や稲わらに多く、反応速度に影響する無機成分として注目されています。)
次にcharを水蒸気でガス化すると、籾殻と稲わらはガスが出るピークが早く(約75分)、籾付き米と玄米は遅め(約90分)でした。籾殻や稲わらに多いシリカ化合物が、反応を進める働き( のような働き)をして、ガス化を速くしている可能性が示されました。触媒 ( それ自体は大きく消費されずに、反応を速く進める働きをする物質です。この研究ではシリカ化合物が触媒のように働く可能性が議論されています。)
ただし、籾殻・稲わらのcharは炭素が少なく無機物が多いため、最終的に得られる総ガス量は籾付き米・玄米より少なくなりました。ガス収率は、籾殻charが4,700 m3/t、稲わらcharが3,400 m3/t、籾付き米charが5,000 m3/t、玄米charが5,800 m3/tでした。
ガスの割合は全体としてH2/COがおよそ4、CO/CO2がおよそ1でしたが、稲わらだけはH2/COが低く、CO/CO2が高めでした。これは、 でCO2がより多く消費されたためだと解釈されています。Boudouard反応 ( 炭素CとCO2が反応してCOを増やす反応です。温度が高いほど進みやすく、CO2が減ってCOが増える原因になります。)
温度を上げるとガス収率は増え、COが増えてCO2が減る方向に組成が変わりました。これはBoudouard反応が進みやすくなり、 は高温で進みにくくなることと合っています。高温条件では、得られたガス全体のエネルギー(water-gas shift反応 ( COとH2Oが反応してCO2とH2を作る反応です。水素を増やす方向に働くため、ガス組成を決める重要な反応です。) )がchar 1 tあたり60 GJを超えました。HHV ( 燃料を完全に燃やしたときに得られる熱量を表す指標です。ガスがどれだけエネルギーを持つかを比較するのに重要です。)
また、水蒸気の供給量を増やすと、適切な範囲ではガスが増えますが、入れすぎると装置が冷えて反応が遅くなると考えられました。
さらに、測定した水素の濃度が理論値より高くなる現象があり、空の装置に水蒸気を入れても水素が出たことから、装置の金属と水が反応して生じた水素が混ざった可能性が指摘されました。
- 方法論:
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秋田県で入手したイネを乾燥し、稲わらと籾付き米に分けました。籾付き米は籾摺りして玄米と籾殻に分けました。
は円筒形の電気炉を用いて600℃で作りました。char ( バイオマスを加熱してできる炭素の多い固体(炭のようなもの)です。これをさらに反応させてガスを作る材料になります。)
では固定床式の装置を使い、1回につき30 gのcharを入れました。反応前に装置内の空気を窒素で置き換え、30分加熱して目標温度にしたあと、水ポンプで水蒸気を送り込みました。標準の水蒸気供給量は0.05 g/min/gで、温度は800℃、900℃、1000℃で試しました。籾付き米charでは水蒸気量も変えて影響を調べました。steam gasification ( charに水蒸気を当てて反応させ、H2やCOなどのガスを作る方法です。水素を多く含むガスを作りやすい点が重要です。)
出てきたガスの量を測り、ガスの成分は で分析し、そこからガス収率やガスクロマトグラフィー ( 混合気体を成分ごとに分けて量を測る分析方法です。どれだけH2やCOが含まれるかを調べるのに使います。) などを計算しました。ガス組成は、HHV ( 燃料を完全に燃やしたときに得られる熱量を表す指標です。ガスがどれだけエネルギーを持つかを比較するのに重要です。) 、water-gas反応 ( 炭素Cと水蒸気H2Oが反応してCOとH2を作る反応です。steam gasificationで水素が生まれる中心的な反応です。) 、water-gas shift反応 ( COとH2Oが反応してCO2とH2を作る反応です。水素を増やす方向に働くため、ガス組成を決める重要な反応です。) の組み合わせで説明しました。Boudouard反応 ( 炭素CとCO2が反応してCOを増やす反応です。温度が高いほど進みやすく、CO2が減ってCOが増える原因になります。)
- 結論と意義:
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この研究は、
でcarbonization ( バイオマスを加熱してcharを作る工程です。ガス化と分けることで、タール問題を減らす狙いがあります。) を作ってからchar ( バイオマスを加熱してできる炭素の多い固体(炭のようなもの)です。これをさらに反応させてガスを作る材料になります。) する二段階プロセスにより、籾付き米・玄米・籾殻・稲わらから、steam gasification ( charに水蒸気を当てて反応させ、H2やCOなどのガスを作る方法です。水素を多く含むガスを作りやすい点が重要です。) や油のような副生成物を出さずに、水素に富む「きれいなタール ( バイオマスを熱分解したときに出やすい、ねばねばした有機物の混合物です。配管の詰まりなど装置トラブルの原因になり、ガスの品質も下げます。) 」を高い収率で作れると示しました。water gas ( 主に水素H2と一酸化炭素COからなる燃料ガスです。燃料や化学原料として使えるため重要です。)
ガス収率はchar 1 tあたり3,400〜5,800 m3と大きく、ガスの比率も概ねH2/CO ≈ 4、CO/CO2 ≈ 1でした。高温ではガス全体の が60 GJ/t-charを超えることも示されました。HHV ( 燃料を完全に燃やしたときに得られる熱量を表す指標です。ガスがどれだけエネルギーを持つかを比較するのに重要です。)
また、籾殻や稲わらに多い などの無機成分がガス化を速める可能性がある一方で、炭素量が少ないため総ガス量は増えにくい、というトレードオフも示しました。さらに、測定される水素が装置金属由来で増える可能性がある点は、実験結果の解釈で重要な注意点です。シリカ ( 主に二酸化ケイ素のことです。籾殻や稲わらに多く、反応速度に影響する無機成分として注目されています。)
- 今後の展望:
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1つ目に、空の装置でも水蒸気から水素が出ることが確認されたため、
由来の水素だけを正確に測るには、装置材料の見直しや補正方法の工夫が必要です。char ( バイオマスを加熱してできる炭素の多い固体(炭のようなもの)です。これをさらに反応させてガスを作る材料になります。)
2つ目に、籾殻や稲わらに含まれる 化合物が反応を速める仕組みや、稲わらでCO2消費が大きくなる理由など、無機成分やcharの形・性質が反応に与える影響をさらに詳しく調べる必要があります。シリカ ( 主に二酸化ケイ素のことです。籾殻や稲わらに多く、反応速度に影響する無機成分として注目されています。)
3つ目に、水蒸気は増やしすぎると装置を冷やして反応を遅くするため、温度を保ちながらガス収率と を最大にする運転条件(熱管理と水蒸気投入量)の最適化が課題になります。HHV ( 燃料を完全に燃やしたときに得られる熱量を表す指標です。ガスがどれだけエネルギーを持つかを比較するのに重要です。)
- 何のために?:
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水素 は、これからもっと必要 です。
でも今の作り方は、 が出ます。CO2 ( 空気中にある気体の名前で二酸化炭素 のことです。ものを燃 やしたりすると出て、増 えると地球があつくなる原因 の一つになるので、この研究ではCO2が出にくい水素 の作り方が大事になります。)
CO2は、地球をあつくする気体です。
そこで、植物から水素 を作りたいです。
植物の材料 を、 と言います。バイオマス ( 植物など生き物からできた材料 のことです。あとでまた増 やせる資源 として使えるので、バイオマスから水素 を作れると環境 にやさしい方法 になりやすいです。)
バイオマスを熱 すると、ガスが出ます。
でもそのままだと、ねばねばができます。
それを といい、じゃまになります。タール ( 植物などを熱 したときにできるねばねばした黒っぽい物質 です。装置 の中をよごしたりつまらせたりしてじゃまになるので、へらすことが重要 です。)
また、炭がゆっくりしか反応 しません。
だから、うまく使いにくいことがあります。
そこで作り方を、二つに分けました。
先に熱 して、炭を作ります。
炭は と書き、チャーと読みます。char ( 植物などを熱 してできる炭のことでチャーと読みます。水蒸気 と反応 させてガスを作るもとになるので、どれだけできるかや性質 が結果 に強く関係 します。)
次に、その炭を でガスにします。水蒸気 ( 水が気体になったものです。この実験 では炭と反応 させて水素 などのガスを作るために使うので、量 が多すぎたり少なすぎたりすると反応 の進み方が変 わります。)
米に関係 する材料 で試 しました。
もみつき米、玄米 、もみがら、わらです。
水素 が多いガスを作れるか調べました。
- 何が分かったの?:
-
600℃で炭を作ると、でき方がちがいました。
もみがらは、いちばん多くできました。
玄米 は、いちばん少なかったです。
このちがいは、 がシリカ ( 石のような成分 で植物の中にもふくまれることがある物質 です。反応 を早くする手助けをするかもしれないと書かれていて、材料 によるちがいを説明 する大事な手がかりになります。) 関係 しそうです。
シリカは、石みたいな成分 です。
次に炭を、 でガスにしました。水蒸気 ( 水が気体になったものです。この実験 では炭と反応 させて水素 などのガスを作るために使うので、量 が多すぎたり少なすぎたりすると反応 の進み方が変 わります。)
もみがらとわらは、早くガスが出ました。
だいたい75分くらいで山が来ました。
もみつき米と玄米 は、少しおそいです。
だいたい90分くらいで山が来ました。
シリカが、反応 を手伝 うかもしれません。
ただし、もみがらとわらの炭は、 が少ないです。炭素 ( 炭や燃料 の中心になる成分 です。炭素 が多いか少ないかで作れるガスの量 が変 わるので、結果 のちがいを説明 する重要 な言葉です。)
そのため、ガスの合計は少なめでした。
ガスの出た量 は、材料 でちがいました。
玄米 の炭は、いちばん多めでした。
もみがらの炭は、少なめでした。
ガスの中身は、だいたい決まっていました。
水素 は、 より多めでした。一酸化炭素 ( 気体の名前で燃 えるときなどにできることがあります。ガスの中身を知るために量 を比 べていて、温度で増 えたりするので反応 の状態 を考える材料 になります。)
でも、わらだけは少しちがいました。
温度を上げると、ガスは増 えました。
一酸化炭素 は増 え、 は二酸化炭素 ( CO2のことです。温度を上げると減 ったとあり、どんな反応 が起きているかを考えるのに大事です。) 減 りました。
高い温度では、ガスの力も大きくなりました。
水蒸気 をふやすと、ほどほどならガスが増 えます。
でも入れすぎると、装置 が冷 えます。
すると反応 が、おそくなるようです。
また、測 った水素 が多すぎることがありました。
空の装置 でも、水素 が出ました。
金属 と水が反応 した水素 が、まじったかもです。
- どうやったの?:
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秋田のイネを手に入れ、かわかしました。
それを、わらともみつき米に分けました。
もみつき米は、玄米 ともみがらに分けました。
炭は、電気の で600℃にして作りました。炉 ( ものを高い温度で熱 するための装置 です。炭を作る温度や条件 をそろえるために必要 です。)
次は、炭30gを装置 に入れました。
中の空気は、 で追い出しました。ちっそ ( 空気の中に多い気体で窒素 のことです。装置 の中の空気を追い出して反応 を正しく調べるために使います。)
30分あたため、ねらいの温度にします。
それから水を送り、 にしました。水蒸気 ( 水が気体になったものです。この実験 では炭と反応 させて水素 などのガスを作るために使うので、量 が多すぎたり少なすぎたりすると反応 の進み方が変 わります。)
温度は800℃、900℃、1000℃で試 しました。
水蒸気 の量 も変 えて、たしかめました。
出たガスの量 と中身を、きかいで調べました。
それをもとに、いろいろ計算しました。
- 研究のまとめ:
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先に炭を作り、あとでガスにしました。
この二だんかいで、 をへらせました。タール ( 植物などを熱 したときにできるねばねばした黒っぽい物質 です。装置 の中をよごしたりつまらせたりしてじゃまになるので、へらすことが重要 です。)
油のようなよけいな物も、出にくいです。
そして水素 が多い、きれいなガスを作れました。
もみがらやわらは、反応 が早いかもです。
でも が少なく、ガスは炭素 ( 炭や燃料 の中心になる成分 です。炭素 が多いか少ないかで作れるガスの量 が変 わるので、結果 のちがいを説明 する重要 な言葉です。) 増 えにくいです。
また、水素 は装置 の金属 でも出るかもです。
だから結果 を読むとき、注意がいります。
- これからどうする?:
-
まず、
装置 から出る水素 をへらしたいです。
材料 を変 えたり、正しく直す工夫 が必要 です。
次に、 がシリカ ( 石のような成分 で植物の中にもふくまれることがある物質 です。反応 を早くする手助けをするかもしれないと書かれていて、材料 によるちがいを説明 する大事な手がかりになります。) 手伝 うしくみを調べます。
わらで がへる理由も調べます。二酸化炭素 ( CO2のことです。温度を上げると減 ったとあり、どんな反応 が起きているかを考えるのに大事です。)
さらに、 を入れすぎない水蒸気 ( 水が気体になったものです。この実験 では炭と反応 させて水素 などのガスを作るために使うので、量 が多すぎたり少なすぎたりすると反応 の進み方が変 わります。) 工夫 が大事です。
温度を保 ち、いちばんよい条件 を見つけます。
- 著者名:
- Kojima Yasuo, Kato Yoshiaki
- 掲載誌名:
- 新潟大学農学部研究報告
- 巻:
- 68
- ページ:
- 17 - 24
- 発行日:
- 2016-02
- 新潟大学学術リポジトリリンク:
- http://hdl.handle.net/10191/39811
