論文詳細

自然科学系 農学部 #紀要論文

キャピラリー・バリアシステムを試験導入した盛土式廃棄物貯蔵施設の性能

AI解説:
本研究は、capillary barrier(CB)システムの性能を扱う。CBは、傾斜した境界面上に、より細粒の土層(通常は砂)を上に、より粗粒の層(通常は砂利)を下に重ねた構造からなる。浸透が起きると、水は境界面の上に保持され、やがて「breakthrough(ブレークスルー)」が生じて水が粗粒層へ浸透するまで、斜面下方へ迂回(divert)すると予想される。このときのdiversion length(迂回長)は重要な設計パラメータである。理論上は浸透が小さい条件で迂回長が大きくなり得ることが示唆される一方、既報の観測では1–2 m程度しか報告されないことが多く、これでは埋立地カバーや斜面安定化用途での実用を制約し得る。こうした背景のもと、本論文は、地表面上に建設する浅層の陸上廃棄物処分施設を提案し、降雨浸透を低減する上部CBと、浸透してきた水を保護対象の廃棄物から遠ざける下部CBを組み込む。主な目的は、(i) 管理された室内試験により処分施設設計に適用できる迂回長を決定すること、(ii) 一般的な理論推定法が測定された迂回長を再現できるか評価すること、(iii) 実地試験用処分施設で土中の水移動を観測し、施工したCBの迂回機能を評価することである。
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著者名:
Morii Toshihiro, Suzuki Tetsuya, Kawai Takayuki, Kobayashi Kaoru, Matsumoto Kazunobu
掲載誌名:
新潟大学農学部研究報告
巻:
65
号:
2
ページ:
179 - 186
発行日:
2013-03
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