論文詳細

医歯学系 医学部保健学科 #紀要論文

The connection between cumulative fatigue and the use of Social Networking Services among Japanese junior high school students

AI解説:
本論文は、Social Networking Services(SNS)および関連する電子メディアの利用が、思春期の子ども(青少年)の睡眠や健康を悪化させるのではないかという懸念の高まりを扱っている。著者らはSNSを、利便性が高くリアルタイムのコミュニケーション・プラットフォームとして説明し、利用者を長時間オンラインにとどめ、繰り返しの確認や同時並行の「会話」を促すことで、覚醒レベルを高める可能性があるとしている。日本の学校では、SNS利用は対人関係上の問題(例:cyberbullying)の原因としてだけでなく、睡眠障害や健康上の訴えに直接つながる要因としても議論されている。これまでの調査では、思春期の子どもにおけるメディア利用が非特異的な不調(例:頭痛、腹痛、寝つきにくさ)と関連すること、また中学生では電子メディア、睡眠習慣の悪化、疲労との強い関連が示唆されてきた。日本の中学生は部活動や「cram schools(学習塾)」などで日程が過密になりがちであるため、著者らは、SNS利用が加わることで睡眠がさらに短縮され、慢性的に蓄積する疲労が増える可能性があると主張する。これを公衆衛生上の問題として位置づけ、蓄積疲労は活動性の低下や欠席などの重大な転帰に関わりうるとし、睡眠に関連した疲労からより広い引きこもり(例:Hikikomori)へ至る仮説的経路にも言及している。初期段階の検討として、本研究は、日本・新潟市の中学生を対象に、就寝前のSNS/電子メディア利用が睡眠時間を短縮するか、また蓄積疲労の症状(Cumulative Fatigue Symptoms Index:CFSI)が高いことと関連するかを調べることを目的とした。
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著者名:
Wakikawa Kyoko, Seki Nao, Numano Hiroko, Tubokawa Makiko, Sumiyoshi Tomoko
掲載誌名:
新潟大学保健学雑誌
巻:
14
号:
1
ページ:
17 - 25
発行日:
2017-03
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