論文詳細
医学部保健学科
医歯学系
#紀要論文
新潟大学医学部保健学科看護学専攻科目 「母性健康支援看護論」におけるアクティブラーニングの試み
- AI解説:
- 近年の少子化により、大学生が出産を生活場面で実感する機会が減少しています。このため、母性看護学の講義で妊娠や出産、新生児ケアについてリアリティを持って理解することが難しい状況にあります。そこで、本研究では大学の看護学科目「母性健康支援看護論」において、学生が出産と母性看護をより具体的にイメージできるようにするため、動画や紙上事例を活用したアクティブラーニング手法を導入しました。この手法の効果とその実践方法について検討することを目的としています。
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医学部保健学科
医歯学系
#紀要論文
新潟大学医学部保健学科看護学専攻科目 「母性健康支援看護論」におけるアクティブラーニングの試み
AI解説
- 背景と目的:
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近年の少子化により、大学生が出産を生活場面で実感する機会が減少しています。このため、母性看護学の講義で妊娠や出産、新生児ケアについてリアリティを持って理解することが難しい状況にあります。そこで、本研究では大学の看護学科目「母性健康支援看護論」において、学生が出産と母性看護をより具体的にイメージできるようにするため、動画や紙上事例を活用したアクティブラーニング手法を導入しました。この手法の効果とその実践方法について検討することを目的としています。
- 主要な発見:
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学生は、妊娠から出産までの妊婦とその家族の生活を描いた動画視聴や、紙上事例を通じて多岐にわたる疑問を抱いていました。アクティブラーニングを中心とした教授方法に対して、一部の学生からは「正解」が提示されないことへの不安も聞かれましたが、最終的には試験において不合格者はおらず、知識の獲得は担保されました。また、学生自身が能動的に学習することで、より深い理解が得られることが確認されました。
- 方法論:
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母性健康支援看護論の授業では、動画や紙上事例を用いて妊娠期、分娩期、産褥期の3つのクールに分けて学習を進めました。学生は個人作業で疑問を書き出し、グループでテーマを決定して探索しました。グループワークの成果は発表し、ピアレビューを実施しました。また、教員は発表後に補足講義を行い、基礎知識の強化を図りました。グループワークは話し合いに適した5~6名のグループで行われ、図書館や自己学習室での調査活動も推奨されました。
- 結論と意義:
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本研究の結果、アクティブラーニングを用いた授業は、学生が妊娠から産褥期までの生理的・心理社会的変化をより理解しやすくすることが確認されました。また、学生同士のピアレビューを通じて、知識の共有と深い理解が促進され、試験結果にも良い影響を与えました。この手法は学生の能動的な学習を促進し、看護教育の質を向上させる意義があると考えられます。
- 今後の展望:
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今後は、アクティブラーニング型授業の技法をさらに洗練し、学習環境や教育支援体制の整備を進める必要があります。また、フランス人の妊婦とその家族の映像を用いることで生まれる文化的な違いや医療制度の違いを補完するために、日本人の妊婦とその家族の映像を教材として使用することが望ましいです。さらに、グループワークの時間や場所の確保、事例の洗練などを工夫し、より効果的なアクティブラーニングを実現するための取り組みを続けることが重要です。
- 背景と目的:
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最近の少子化の影響で、大学生が出産を直接経験する機会が少なくなっています。このため、看護学の授業で妊娠や出産、新生児ケアをリアルに感じながら学ぶことが難しい状況です。そこで、本研究では、大学の看護学科目「母性健康支援看護論」において、学生が出産や母性看護を具体的にイメージできるように、動画や紙上事例を使った
を導入しました。この方法の効果と実践方法を検討するのが目的です。アクティブラーニング ( 学生が自ら積極的に学習に取り組む方法です。)
- 主要な発見:
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学生たちは、妊娠から出産までの生活を描いた動画や紙上事例を通じて、多くの疑問を持ちました。
を使った授業では、一部の学生が「正解」が示されないことで不安を感じましたが、最終的には全員が試験に合格し、しっかり知識を身につけることができました。また、学生たちが自ら積極的に学ぶことで、より深い理解が得られることが確認されました。アクティブラーニング ( 学生が自ら積極的に学習に取り組む方法です。)
- 方法論:
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「母性健康支援看護論」の授業では、動画や紙上事例を使い、
、妊娠期 ( 女性が妊娠してから出産するまでの期間のことです。) 、出産期 ( 赤ちゃんが生まれる時期のことです。) の3つの段階に分けて学習を進めました。学生は個別に疑問を書き出し、グループでテーマを決めて調査しました。そして、グループでの成果を発表し、他の学生と評価し合いました。さらに、発表後には教員が補足講義を行い、基本的な知識を強化しました。グループは5~6名で構成され、図書館や自己学習室での調査も推奨されました。産後期 ( 出産後の母親と赤ちゃんが過ごす時期のことです。)
- 結論と意義:
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この研究の結果、
を用いた授業は、学生が妊娠からアクティブラーニング ( 学生が自ら積極的に学習に取り組む方法です。) までの変化を理解しやすくすることが確認されました。また、学生同士の評価を通じて、知識の共有と深い理解が促進され、試験結果にも良い影響がありました。この方法は学生の自発的な学習を促進し、看護教育の質を高める意義があります。産後期 ( 出産後の母親と赤ちゃんが過ごす時期のことです。)
- 今後の展望:
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今後は、
型授業の技術をさらに発展させ、学習環境や教育支援体制の整備を進める必要があります。また、日本人の妊婦とその家族の映像を教材として使用することで、文化的な違いや医療制度の違いを補完することが望ましいです。さらに、グループワークの時間や場所の確保、事例の改善などを工夫し、より効果的なアクティブラーニングを実現するための取り組みを続けることが重要です。アクティブラーニング ( 学生が自ら積極的に学習に取り組む方法です。)
- 何のために?:
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最近 、赤ちゃんが生まれることが少なくなっています。そのため、大学生は本当の をあまり見ることができません。出産 ( 赤ちゃんが生まれることです。) 看護 師 になるための勉強で、赤ちゃんが生まれることを学ぶのが難 しいです。そこで、「 」の母性 健康 支援 看護 論 ( お母さんと赤ちゃんの健康 を守るための看護 の勉強です。) 授業 で、動画や紙を使って勉強することにしました。この方法 がどれくらい役に立つかを調べるのが目的 です。
- 何が分かったの?:
-
学生たちは、赤ちゃんが生まれるまでを
描 いた動画や紙を見て、たくさんの疑問 を持ちました。みんなで話し合う授業 では、正しい答えがすぐに見つからないと不安 に感じた学生もいました。でも、みんな試験 に合格 し、しっかり知識 を身につけました。また、自分たちで積極的 に勉強すると、もっとよく理解 できることがわかりました。
- どうやったの?:
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授業 では、動画や紙を使って、赤ちゃんが生まれるまでの3つの段階 を学びました。学生たちは自分の疑問 を書き出して、グループで調べました。そして、グループごとに発表し、他の学生たちと評価 し合いました。発表の後には、先生が をして、補足 講義 基本的 な知識 を強化しました。グループは5〜6人で、図書館や学習室で調べることも勧 められました。
- 研究のまとめ:
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この研究の
結果 、動画や紙を使った授業 は、赤ちゃんが生まれるまでの変化 を理解 しやすくすることがわかりました。また、学生同士 で評価 し合うことで、知識 を共有 し、深く理解 することができました。試験結果 も良 くなりました。この方法 は、学生が自分から勉強するようになり、看護 師 の勉強の質 を高めることがわかりました。
- これからどうする?:
-
これからは、もっと
良 い授業 を作るために、学習環境 や支援 体制 を整える必要 があります。また、日本の妊婦 さんや家族の映像 を使うと、文化や医療 の違 いを学ぶことができます。さらに、グループで勉強する時間や場所を確保 し、事例 を改善 するなどして、もっと効果的 な授業 にすることが大事です。
- 著者名:
- 有森 直子, 桐原 更織, 石田 真由美, 関島 香代子
- 掲載誌名:
- 新潟大学保健学雑誌
- 巻:
- 13
- 号:
- 1
- ページ:
- 19 - 25
- 発行日:
- 2016-09
- 著者による要約:
- \u3000多くの学生にとって,出産は自らのライフイベトになる可能性があり学生の関心は高い。しかし少子化により,近年の大学生は出産を生活の場で実感する機会が乏しい状況にある。このように出産に対する学生のリアリティのない中で,講義を通して母性看護学の対象とその特徴,関連する概念そして妊産褥婦および新生児とその家族の適応過程と健康支援について理解することは,容易ではない。そのため,講義に続く演習では紙上事例を用いたり,実習では産婦や新生児のケアの実際を見学により理解することが必要となっている。そこで今回,本学看護学専攻2年次科目「母性健康支援看護論」において,産婦の生活をイメージできるような教材として動画や紙上事例を活用した。その内容について学生間で疑問を出し合いグループメンバーで調べ,発表し互いに評価するというアクティブラーニングによる授業を試みたので,その授業概要を報告する。
\u3000Many nursing students are interested in pregnancy, labor, and delivery because it is one of their possible future life events. However, with the severe decline in birthrate in recent decades, very few students have an opportunity to experience an actual delivery. The concepts of maternity nursing are difficult to understand through lectures alone without any practical experience or training. However, students need to understand the subject matter, characteristics, and\\nrelated concepts in the adaptation process of starting a new family for women, children, and their family members, and the necessary support they require. We thought that it would be effective to promote students’understanding through a case study and classroom discussion, and through having them observe, participate in, and experience actual maternity care training in a hospital after the lectures. We included these themes in our educational program. We also tried to teach\\nnursing students by active learning in the course‘Maternal Nursing and Health Care’. We used a movie and a written case study to help students imagine the experience of a woman in a maternity ward. In the classes, students asked questions about the movie and case study, had discussions with other group members, searched for information, studied related questions by themselves, gave presentations of their learning content, and then received evaluations by other groups. Here we report an overview of our educational program.
- 新潟大学学術リポジトリリンク:
- http://hdl.handle.net/10191/44139
