論文詳細

人文社会科学系 経済科学部 #学術雑誌論文

データ2次利用と企業間連係から見たEDIの現状と課題 : アンケート調査による分析

AI解説:
企業間の取引データを電子的に交換する手段としてのEDI(Electronic Data Interchange)は、情報システムおよび情報通信技術の進展に伴い、効率的なデータ交換と情報処理の高度化を実現しています。しかし、EDIの標準化や企業内部でのデータの二次利用、決済システムとの連動など、依然として解決すべき課題が存在しています。本論文では、EDIの現状と課題を明らかにするため、国内企業へのアンケート調査を実施し、EDIデータの二次利用や企業間連携の形成と標準化の観点からEDI導入の現状と今後の方向について検討しています。
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著者名:
大串 葉子, 時永 祥三
掲載誌名:
経営情報学会誌
巻:
8
号:
1
ページ:
29 - 45
発行日:
1999-06
著者による要約:
EDIによる企業間のデータ交換についてはプロトコル標準化の提案など進展の要素も見られるが、導入コスト、企業内部の情報とのリンク、決済システムとの連動などが解決されるべき課題となっている。本論文では、今回実施した国内企業へのEDIに関するアンケートを基本に、主として企業内部におけるEDIデータの2次利用や受発注・決済など企業間連係の形成と標準化の観点からEDI導入の現状と今後の方向について検討している。その結果、コストなど費用面の問題もあるが、EDIデータの2次データとしての活用が評価されていること、 EDIプロトコルの標準化に対し強い要望があるが現状では業界や企業の独自プロトコルにとどまり、ケースごとの対応が行われていることが分析できる。また、今後の金融分野での規制緩和によるEDI処理の進展(例えば相殺処理)は期待されているが、金融機関を介した処理による安定性を求めていることがうかがえる。
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