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人文社会科学系 大学院現代社会文化研究科 #紀要論文

長沙出土年次未詳吏民田家莂に関する一試論

AI解説:
1996年に湖南省長沙市の走馬楼から発見された三国・晋時代の簡牘の中で、特に吏民田家莂と呼ばれる大型の木牘が研究対象となっている。この木牘には嘉禾4年と5年の諸税納入記録が含まれており、それぞれの特徴が既に明らかにされている。しかし、90点ある年次未詳の吏民田家莂は研究対象から除外されてきた。本稿の目的は、年次未詳の吏民田家莂を嘉禾4年または5年のどちらに属するかを判定し、研究対象に含めることで、吏民田家莂の全体像をより明確にすることである。
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著者名:
關尾 史郎
掲載誌名:
中国世界における地域社会と地域文化に関する研究
巻:
1
ページ:
1 - 8
発行日:
2002-03
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