論文詳細

人文社会科学系 法学部 #紀要論文

1979年から80年代末における社会主義圏に対する中国の対外政策決定

AI解説:
この論文の背景には、1979年に起きた中国とベトナムの戦争があります。ベトナムは1945年に独立してからずっと中国の支援を受けていましたが、1979年には両国が戦争をすることになりました。この戦争は冷戦(第二次世界大戦後から1991年にかけての、主にアメリカ合衆国とソビエト連邦の間での政治的・軍事的緊張状態を指します。この期間中、両国は直接的な戦争を避けながらも、世界各地で影響力を競い合いました。)時代の中越関係の緊張感と複雑さを象徴しています。戦後、中国とベトナムはこの時期のことをあまり触れないようにしていましたが、最近、南シナ海をめぐる対立で再び関係が悪化しています。この論文の目的は、1979年の中越戦争に至る政策決定の過程とその意義を分析することです。特に、中国がどのような理由でベトナムに軍事侵攻を決定したのか、その背景にある国内外の要因や戦略の違いを明らかにすることを目指しています。
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著者名:
牛 軍, 真水 康樹[訳]
掲載誌名:
法政理論
巻:
49
号:
3-4
ページ:
157 - 225
発行日:
2017-04
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