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人文社会科学系 法学部 #紀要論文

検察審査会制度を問い直す : 新たな検察監視・不服審査機関創設の提言

AI解説:
検察審査会(国民から選ばれた審査員が、検察官が不起訴にした事件についてその処分が適切かどうかを審査する機関。)法は1948年に施行されましたが、2004年に大きな改正が行われるまで、あまり注目されていませんでした。本論文では、2004年の改正で導入された「起訴議決制度(検察審査会が議決した場合、その議決に基づいて強制的に起訴することができる制度。)」がどのような影響を与えたか、また2011年に元民主党代表の小沢一郎氏が起訴されたことで浮かび上がった問題について再検討することを目的としています。また、司法制度改革審議会が提案した「裁判員制度(一般の市民が裁判に参加し、裁判官と一緒に被告人の有罪・無罪を判断する制度。)」と関連づけて、検察審査会制度の本質的な意義や問題点についても検討しています。
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著者名:
織田 信夫
掲載誌名:
法政理論
巻:
46
号:
3
ページ:
69 - 92
発行日:
2014-04
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