論文詳細

人文社会科学系 法学部 #紀要論文

失語症と公正証書遺言

AI解説:
本論文は、公正証書遺言の方式に関する問題点を検討することを目的としています。具体的には、言語を発することができず、筆談もできない嘱託人が遺言公正証書を作成する際に、どのようにしてその意思を適切に伝達し、公正証書遺言の要件を満たすかという問題に焦点を当てています。著者は、公証人としての経験から、このような状況において「書面問答方式」を提案し、その適用可能性と法的妥当性について検討しています。この方式が現行法の「口授」や「申述又は自書」の要件を満たすかどうかを探ることで、後発的言語障害者にも適した遺言作成支援の方法を模索します。
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著者名:
小野 博道
掲載誌名:
法政理論
巻:
46
号:
3
ページ:
93 - 105
発行日:
2014-04
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