論文詳細

医学部医学科 医歯学系 #学術雑誌論文

肥満度判定のための幼児標準身長体重曲線

AI解説:
本研究の背景には、幼児期の肥満が成人期の健康に影響を与え、成人病のリスクを高めるという問題があります。現在、小児科や保健業務ではKaup指数やRohrer指数が使われていますが、これらは年齢による標準値の変動が大きく、経過観察には不適当です。また、個別の体格評価には限界があります。そこで、本研究の目的は、幼児期の身長に対する標準体重を一つの二次式で表し、視覚的に標準体重と肥満度を判断できるシステムを開発することです。
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著者名:
伊藤 善也, 奥野 晃正, 村上 優利香, 内山 聖, 岡田 知雄, 坂本 元子, 梁 茂雄, 衣笠 昭彦, 貴田 嘉一, 大関 武彦, 本田 悳, 村田 光範
掲載誌名:
小児保健研究
巻:
55
号:
6
ページ:
752 - 756
発行日:
1996-11
著者による要約:
平成2年度厚生省身体発育調査結果から得られた身長別体重表を基礎資料として身長に対応する平均体重を求めた。さらに各身長と平均体重の二次回帰分析により体重の身長への回帰を二次相関式として表した。その二次回帰式は男児ではy=1.83×10^<-3>x^2-0.071x+4.43,女児ではy=2.34×10^<-3>x^2-0.157x+7.71(y:標準体重(kg),x:実測身長(cm))である。この二次回帰式を標準体重を表わす標準身長体重曲線とし,これに肥満度?30%,+20%,+15%,-15%と-20%の曲線を加えたチャートを肥満度判定用に作成した。この肥満度判定チャートを用いれば視覚的に容易に肥満度を判定できる。また経過観察や教育指導用の材料として用いることができる。
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