論文詳細

人文社会科学系 法学部 #紀要論文

逮捕・勾留中の被疑者取り調べと「供述の任意性」 : イギリスの議論を参考にして

AI解説:
逮捕・勾留中の被疑者取り調べの問題は、日本の刑事訴訟法学において最も重要な論点の一つです。この論争は、刑事訴訟法198条1項但書の解釈を巡って三つの説(強制処分説、任意処分説、取り調べ否定説)に大別されます。この論文の目的は、被疑者の供述の任意性をどのように確保するか、捜査の必要性と人権保障のバランスをどのようにとるべきかについて、特にイギリスの1984年警察及び刑事証拠法の議論とその結論を参考にしながら、現実的な解決策を模索することです。
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著者名:
鯰越 溢弘
掲載誌名:
法政理論
巻:
20
号:
4
ページ:
1 - 42
発行日:
1988-03
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