論文詳細

医歯学系 大学院医歯学総合研究科(医) #学位論文

大脳皮質症状を呈する進行性核上性麻痺の臨床病理学的特徴

AI解説:
進行性核上性麻痺(PSP)は、姿勢反射障害、眼球運動異常、体軸性筋強剛、構音障害などを特徴とする神経変性疾患であり、病理学的には異常リン酸化タウが蓄積する4リピートタウオパチーとして定義されています。PSPの定型的な形態であるPSP-Richardson’s syndrome(PSP-RS)では、特定の脳領域に神経細胞脱落とグリオーシスが見られます。一方で、PSPの臨床亜型は大脳皮質症状が主要徴候となる場合があり、生前に正確に診断することが難しいことが指摘されています。本研究の目的は、発症早期から大脳皮質症状を主徴候とするPSPと定型的PSPにおいて、タウ病理の詳細を定量的に比較し、特に左右差に注目してタウ蓄積と臨床症状・画像所見との関連性を解析することです。
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著者名:
竹島 明
発行日:
2019-03-25
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