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医歯学系 大学院医歯学総合研究科(医) #学位論文

筋萎縮性側索硬化症における脊髄運動神経細胞の初期障害像

AI解説:
筋萎縮性側索硬化症(ALS)は中年期に発症し、進行性の筋萎縮と筋力低下を特徴とする致死的な神経変性疾患です。ALS患者の90%以上は孤発性であり、その病理学的特徴として上位および下位運動ニューロンの変性、脱落が挙げられます。近年、TDP-43が主要原因タンパク質として同定され、ALSでは異常リン酸化TDP-43が中枢神経系の広範な領域に蓄積し、神経細胞やグリア細胞の変性を引き起こすことが明らかになりました。本研究の背景には、これらの知見に基づき、ALSにおける脊髄前角神経細胞の変性初期の形態学的特徴を明らかにするという目的があります。
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著者名:
中原 亜紗
発行日:
2019-03-25
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