論文詳細

大学院自然科学研究科 自然科学系 #学位論文

富山湾周辺海域における近慣性周期変動に関する研究

AI解説:
内部波は、密度が成層した流体中で発生する波動であり、海洋の鉛直混合を引き起こし、熱塩循環の重要なエネルギー源となっています。特に日本海では、潮汐流よりも気象擾乱に伴って発生する近慣性内部波が卓越しており、そのエネルギー散逸メカニズムを解明することが沿岸域の海洋環境や漁業被害の軽減に繋がると考えられています。本研究の目的は、気象擾乱の通過によって発生した近慣性内部波が沿岸域でどのように振る舞いエネルギーを散逸するのかを明らかにすることです。特に、能登半島東岸から富山湾にかけての海域に注目し、この地域の特徴的な地形と内部波の相互作用を詳細に調べることを目指しました。
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著者名:
久賀 みづき
ページ:
1 - 54
発行日:
2019-03-25
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