論文詳細

工学部 自然科学系 #学術雑誌論文

MIMOセンサのための狭帯域FSK信号を用いた伝搬チャネル推定法(電波伝搬,<特集>ワイヤレスシステムを支える技術を融合するアンテナ・伝搬技術論文)

AI解説:
近年、侵入犯罪の増加により高信頼なセキュリティシステムの需要が高まっています。本研究は、人の位置や対象物の検出を様々な環境で迅速に実現する手法の確立を目的としています。従来の無線LAN信号を利用した侵入検出法では、受信信号強度(RSSI)の変動を利用していましたが、位相情報を用いないため検出精度に限界がありました。筆者らは、MIMO(Multiple Input Multiple Output)チャネルを利用し、伝搬特性の変動を捉えることで高精度な侵入検出を目指しており、本論文では狭帯域のFSK(Frequency Shift Keying)信号を用いた新しいMIMOセンサシステムを提案します。
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著者名:
西森 健太郎, 満井 勉, 牛木 敬太, 竹村 暢康
掲載誌名:
電子情報通信学会論文誌. B, 通信
巻:
J96-B
号:
9
ページ:
981 - 990
発行日:
2013-09
著者による要約:
筆者らはこれまでMultiple Input Multiple Output (MIMO)チャネルを利用した屋内侵入検出法(MIMOセンサ)を提案してきた.通常,MIMO伝送によるチャネル容量は,伝搬環境の変動によるチャネル推定誤差により大きく劣化することが知られている.MIMOセンサではこの特性を逆に利用し,伝搬特性の変化をセンサの入力として利用することを特徴としている.これまでの検討では,MIMOシステムが導入されている無線LANの信号を使用していたが,MIMOセンサでは必ずしも広帯域の信号が必要ではなく,装置はできるだけ簡便な構成が望ましい.本論文では,RF-IDなどで使用されている狭帯域のFrequency Shift Keying (FSK)の信号を取り上げ,狭帯域FSK信号を用いた信号同期法を考慮した伝搬チャネル推定法を提案する.また,提案方法を適用したMIMOセンサによる屋内侵入者検出の基本特性を示す.
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