論文詳細

工学部 自然科学系 #学術雑誌論文

非対称アンテナに対する改良型Wheeler法における放射効率落ち込み回避法の比較検討(<特集>無線システムの進展の基盤となるアンテナ・伝搬技術論文)

AI解説:
小形アンテナの放射効率を測定するために、改良型Wheeler法が広く利用されています。この方法はベクトルネットワークアナライザ(VNA)を使用し、被測定アンテナ(AUT)を自由空間および放射抑制シールド内で測定することで放射効率を算出します。しかし、非対称構造のアンテナに対しても適用可能かどうかは未だ明らかではありません。本論文の目的は、従来のモノポールアンテナに加え、長方形ループアンテナおよび逆Fアンテナといった非対称構造のアンテナに対しても改良型Wheeler法が有効であることを実験的に確認することです。
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著者名:
藤本 将也, 石井 望
掲載誌名:
電子情報通信学会論文誌. B, 通信
巻:
J95-B
号:
9
ページ:
1098 - 1105
発行日:
2012-09
著者による要約:
小形アンテナの簡易放射効率測定として知られている改良型Wheeler法では,被測定アンテナを自由空間内及び可動短絡付きの導波管内に設置したときの反射係数を測定することで放射効率を算出する.これまで筆者らは,モノポールアンテナに限定して,アンテナと可動短絡の間の距離あるいは可動短絡間の距離が管内波長の半整数倍となる際に,放射効率の落ち込みが生じることを明らかにしてきた.本論文では,非対称構造のアンテナとして長方形ループアンテナ及び逆Fアンテナを取り上げ,モノポールアンテナで得られた落ち込み条件を実験的に考察する.アンテナを導波管に挿入する際の向きと落ち込み周波数などの関係を明らかにし,反射係数の大きさに着目した落ち込み回避法がアンテナの種類を問わずに利用できることを明らかにする.
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