論文詳細

自然科学系 理学部 #紀要論文

Preliminary report of Carboniferous conodont fossils from the Tsuchikurazawa Limestone, Kotaki, Itoigawa City, Niigata Prefecture, central Japan

AI解説:
コノドント(conodont)は、絶滅した海生動物群に由来する微小な化石要素であり、形態の多様性と層序学的な有用性から、古生代〜三畳紀の生層序(biostratigraphy)で広く用いられている。日本中部に分布する小滝層(飛騨外縁帯)は、主に火砕岩・砂岩・泥岩からなり、メランジュやチャートも含む。複数の岩相から産出する放散虫(radiolarians)により、小滝層全体は中部ペルム紀と示される一方で、メランジュには「土倉沢石灰岩(Tsuchikurazawa Limestone)」として知られる異地性(allochthonous)の暗灰色〜黒色の石灰岩ブロックが含まれる。これらのブロックからは、石炭紀の多様な化石(例:有孔虫、サンゴ、腕足類、石灰藻、さらに注目される脊椎動物および甲殻類の記録)が報告されており、先行研究では石灰岩の年代が前期石炭紀(Visean–Serpukhovian)とされてきた。本論文の目的は、「土倉沢石灰岩」からのコノドント化石の初発見を報告し、その生層序学的含意を評価することであり、同石灰岩のコノドント群集を特徴づけるための第一歩と位置づけられている。
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著者名:
Takahashi Yui, Ibaraki Yousuke, Sashida Katsuo
掲載誌名:
Science reports of Niigata University. (Geology)
巻:
34
ページ:
39 - 47
発行日:
2019-03
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