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人文社会科学系 教育学部 #紀要論文

戦後日本社会における社会教育論に関する考察 : 宮坂広作の社会教育論を手掛かりに

AI解説:
本論は、戦後日本の社会教育学研究の第一人者である宮坂廣作の作品を通じて、戦後日本が抱えていた教育問題を社会教育的視点から描き出すことを目的としている。宮坂は学校教育に対しても幅広い検討を行っており、そのため彼の作品は時代の教育問題に対する社会教育的思考の特徴を色濃く反映している。戦後の教育学説は膨大な数に上るが、その多くは学校教育制度に集中しており、社会教育分野の研究は少数である。さらに、今日の教育改革論が「チーム学校」「主体的学び」「地域との連携」などの用語に象徴されるように、教育者と学習者の関係が変化しつつある現状において、社会教育の視点でこれらを検討することは重要であると考えられる。
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著者名:
相庭 和彦
掲載誌名:
新潟大学教育学部研究紀要 人文・社会科学編
巻:
11
号:
2
ページ:
159 - 171
発行日:
2019-03
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